理想の家づくりをしたい人がリノベーション・リフォーム・注文住宅のプロに出会えるマッチングプラットフォームSUVACO(スバコ)と『リライフプラス』を発行する扶桑社が運営する、リノベーション専門情報サイト「リノベりす」は「人気リノベーション事例ランキング2023」を発表した。

ランキングにみるリノベのかたち

今回発表された「人気リノベーション事例ランキング2023」は、2023年に同サイトに公開されたリノベーション事例の中から、ユーザーの閲覧/反響数などをもとに上位10件をランキング(※1)したもの。

近年、コロナ禍で住環境や家での過ごし方への意識が変わりつつあったが、2023年はそれ以前の日常生活への回復を感じられる1年となった。一方で住まいに必要なもの・暮らしを豊かにする条件の中には、定番化してきたと言えるものもある。2023年のランキングからは「集約型収納」「個室空間」「大人リノベ」といった3つのキーワードが見えてきた。

利便性の高い「集約型収納」

1つめのキーワードは「集約型収納」。ランキング上位のリノベーション事例のほとんどで取り⼊れられているウォークインクローゼットは今やマストプランとさえ⾔えるだろう。

1位「夫婦それぞれの書斎も実現！木の質感あふれる大人の空間」(スタイル工房)より

さらに、家事効率や利便性という観点からは完全な個室としないウォークスルータイプのクローゼットや、ワークスペース(個室)と動線をつなげたリノベーションに注⽬が集まっている。

再評価される「個室空間」

LDKと個室がゆるやかにつながるワンルーム空間に人気があったリノベーションプランだが、ここにきて家族それぞれがプライベートの時間を楽しめる「個室空間」が求められるように。

3位「リビングのロフトが子ども部屋！通り抜けられるクローゼットで回遊性のある間取りにリノベーション」(KULABO(クラボ))より

家族との団らんと個の時間の使い⽅をうまくコントロールできる住まいを、リノベーションで実現したいと考える人が多いとうかがえる。

定年後の「大人リノベ」

最後のキーワードは、「大人リノベ」。子どもの独立や定年後の終のすみかとして、年齢を重ねた今の自身のライフスタイルに合った住まいを考えたいという傾向は、ランキングだけでなく2023年にサイトに公開された事例全体を見ても増加している。

同サイトが2023年に行ったユーザーアンケートでも「住宅購入あるいはリノベーションをするきっかけは？」という質問に対して「老後の準備として」という回答が全体の30％(※2)に及んだという。

「人気リノベーション事例ランキング2023」ページにて上位10件を公開中！この機会に、リノベりすをチェックしてみては。

リノベりす：https://renoverisu.jp/
【2023 年間ランキング】最も注目されたリノベーション事例TOP10!!：https://renoverisu.jp/feature/p/new226/
SUVACO：https://suvaco.jp/

※1 集計期間：2022年12月1日(木)～2023年11月30日(木)。2022年の年間ランキング集計日以降を対象期間とする。
※2 SUVACO住まいに関するユーザーアンケートより。回答者数223。複数回答可。

(江崎貴子)