1980年代の長崎を舞台にした青春冒険ミステリー朗読劇『ガラ☆クタ』が、2024年2月11日(日)、サンパール荒川の小ホールにて上演!プロモーション映像が公開された。
1980年代の長崎が舞台の青春冒険ミステリー
ものまねタレントで作家の剣持光氏が、少年時代を送った1980年代へのノスタルジーと、生まれ故郷・長崎への愛着をこめて執筆した小説『ガラ☆クタ』。
「コロナで弱っている大人たちにエールとなる作品を」という思いから紡がれた物語は、1980年代の長崎を舞台にした青春冒険ミステリーで、1980年代の底抜けの明るさと、無邪気だった子どもの頃に帰ることこそが、コロナ禍の大人たちに喜んでもらえるとの考えから誕生した。
少年時代に観た「グーニーズ」(’85)「幽幻道士シリーズ(’86~’88)」(’86~’88)といった、80年代ティーンエイジャー映画を意識して、小説を執筆した剣持氏。ところが、剣持は小説家として実績がないため、商業出版の出版社からは相手にされず自費で出版することとなり、キャラクターデザイン、組版、装丁をワンオペレーションで行いながら、2020年11月、発売にこぎつけた。
ガラクタとサヤカの物語
ストーリーは、1980年代半ばの長崎県西海町が舞台で、機械オタクで、軽蔑をこめて“ガラクタ”と呼ばれている中学2年生の少年・里中健太と、彼女は先祖の失踪の謎を研究する家出少女・サヤカが出合い、犯罪組織との対立に巻き込まれるというもの。
鉄クズで作りあげた武器を駆使して、男どもをけん制し、サヤカの先祖の秘密が眠るという“くじら島”を目指す過程で、ガラクタは自分の価値、そして、友情の大切さに気づかされていく。
最後に勝つのは、ガラクタか、犯罪組織か、そして、彼らの先に待ち受けていた運命とは。
徹底的にこだわり抜いたキャスティング
小説『ガラ☆クタ』は、長崎県内の一部の書店とインターネットでの販売で、宣伝する費用もなかったため、さほどの売上とはならなかったが、AmazonのブックレビューやSNSでは、おおむね好評。さらに多くの人にこの物語を知ってもらいたいと思うようになった剣持氏は、最終目的として、アニメ映画化を目指すようになった。
そこで剣持氏は、まずはパイロット版として朗読劇をプロデュースし、そのうえでアニメ化につなげていこうと判断。半年間の時間をかけて、キャスティングしたい声優を一人ずつ説得し、出演の了承を得ることができた。
1980年代の雰囲気を出すために徹底的にこだわり抜いた配役には、ガラクタ役に折笠愛さん、
サヤカ役に岡本麻弥さん、
グンソー役に山口勝平さん、
キノコ役に亀井芳子さん、
ドンベエ役に坂本千夏さんをキャスティング。上演に向けて、出演声優によるプロモーション映像も公開中だ。
14:00開演の「昼の部」と、19:00開演の「夜の部」のチケットを販売中。豪華声優陣が贈る、青春冒険ミステリー朗読劇を楽しんでみては。
■サンパール荒川
住所:東京都荒川区荒川1-1-1
ガラ☆クタ公式サイト:http://gara-kuta.com/
「昼の部」チケット:https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=48808
「夜の部」チケット:https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=48779
(佐藤ゆり)