八千代エンジニヤリングは、SDGs達成を目指す新プロジェクト「あつまれみんなの雑がみ」の実証実験を12月26日(火)より開始する。
このプロジェクトは、八千代エンジニヤリングのサーキュラーエコノミー事業の一環。同事業は資源循環のメカニズムを社会実装するために新しい解を提案し実践することを目的としており、その廃棄・回収の過程における膨大な損失を解消するために取り組むものだ。
このプロジェクトでは、これまで十分にリサイクルされていなかった資源(雑がみ)を対象として、ソーシャルゲームの要素を活用し行動変容を促すことで、資源循環の実現を目指す。
「あつまれみんなの雑がみ」について
「あつまれみんなの雑がみ」は、SDGsと資源循環の重要性に基づいたプロジェクト。環境問題に対する「面倒」「きっかけがない」という阻害要因をゲームの楽しさで解消し、プレイヤーが自然とリサイクルに参加するように設計されている。
紙製容器包装(雑がみ)のリサイクルに焦点を当て、ゲームやポイント、報酬を通じて行動変容を促すことを目指す。
八千代エンジニヤリングは、60年以上培ってきた資源循環に関する経験とネットワークを活用し、自治体・古紙問屋等との連携のもと、同プロジェクトを推進する。
初回の実証実験は浜松市中区を中心に実施
初回の実証実験は、12月26日(火)~2024年3月17日(日)の約3カ月間、静岡県浜松市中区を中心に実施する。
初の取り組みとして、12月26日(火)~28日(木)の3日間、浜松市の「はままちプラス」でソーシャルゲームの体験の場を、雑がみについての学びと共に提供。入場無料で、雑がみクイズや、あつまれみんなの雑がみアプリ体験に参加できる。
同実証では、古紙回収拠点「こしのえき」を運営する松岡紙業および、Webサイト・アプリケーションの開発を行うテクロスホールディングスの協力のもと、雑がみの回収・リサイクルの促進に取り組む(浜松市事業後援)。
雑がみのリサイクルに関する社会課題
古紙再生促進センターによると、日本の古紙回収率は79.5%と比較的高い。一方で、紙製容器包装リサイクル推進協議会によると、紙製容器包装の回収率は23.6%と低く、多くは可燃ごみに出されていると言われている。
年々回収量が下がり続ける古紙の中で、貴重な資源となる雑がみを回収し、リサイクルにつなげていくことが求められているという。
この機会に、雑がみのリサイクルについて考えてみては。
「あつまれみんなの雑がみ」公式X(旧Twitter):https://twitter.com/AtsugamiProto
■「あつまれみんなの雑がみ」を体験しよう! ~はままちプラス~
期間:12月26日(火)~28日(木) 10:00~17:00
会場:静岡県浜松市 はままちプラス
入場料:無料
はままちプラス:https://plus.hama-machi.net/
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(Higuchi)