「魚がいる未来を、選べ。」をビジョンに掲げるDO FOR FISHは、1月20日(土)に札幌市中央卸売市場にて、小学生とその保護者を対象にした食育イベント「DO FOR FISH食育ツアーin札幌市中央卸売市場」を開催!イベントは、定員30名に対し、170名を超える応募が集まった。
海のピンチをどうしたら変えられるか考える
いつも私たちが食べている魚は、どこから来るのだろうか。
同社は、海の現場で働く人たちと一緒に、海の世界を美味しく楽しく学べるツアーを用意。今回は市場の見学だけでなく実際に買い取る「仕入れ」も体験。特別に普段入れない場所も見ることができるという。
昼は札幌でも有名なシハチ鮮魚店が北海道の魚のおいしい食べ方をレクチャー。最後は魚屋さんと海の未来について話していく。海のピンチをどうしたら変えられるか、みんなで考える盛り沢山な1日となるだろう。
なお、イベントは応募者多数のため、応募は既に締め切っている。
様々な海の課題に立ち向かう
DO FOR FISHは、ビジョン“魚がいる未来を、選べ。”に共感した漁師や卸などの水産業に携わるメンバーだけではなく、IT企業の社員・デザイナー・学生・選書家など多種多様なメンバーが事務局となり、北海道各地で新しいチャレンジをしている漁師(YouTube・TikTokで発信している漁師、獲るだけではなく加工を行う漁師、漁の傍らゲストハウスやヴィラを運営している漁師)や魚屋と連携して、漁業・水産業だけでなく、海洋環境の保全など様々な海の課題に立ち向かっていく。
「DO FOR FISH」発足の背景
世界では、魚の水揚げ量や消費量は年々増えている。しかし、日本の水揚げ量は40年前から大幅に減り続けているという。
“今、行動を起こさないと、日本の漁業は崩壊する。そして近い未来、魚を食べることも見ることもできなくなってしまうかもしれない。”、そんな思いから、札幌の水産仲卸会社の本間氏は2022年にクラウドファンディング等で資金を集め、札幌で「学びと実践の2048プロジェクト」を立ち上げ、2022年11月に多くの参加者を集めてイベントを開催。
イベントでは様々な意見交換が行われ、札幌を中心とした北海道で暮らす人たちが海への関心が強く、学びたいという気持ちがあり、そして海に課題があればみんなで力を合わせてそれを解決していきたいという思いがあることも分かった。
そこで、プロジェクトの中心メンバーで議論した結果、札幌を中心に北海道全域に「海を次世代に美しく・正しく残していくための学びと実践」を広げていくための法人を設立することを決め「DO FOR FISH」を設立した。
団体名には北海道(hokkaiDO)から魚のため、海のためのアクションをしていく(DO)という意味も込められており、子どもたちやその次の世代のためにも、様々な人を巻き込み、魚がいる未来に寄与する活動を行っていく。
魚がいる未来に寄与する活動を行うDO FOR FISHを、この機会にチェックしてみては。
Instagram:https://instagram.com/doforfish
(江崎貴子)