1月5日(金)~8日(月)にかけて「水の趣 江蘇」が、名古屋で開催された中国春節祭に華々しく登場し、華麗なパフォーマンスと没入型の文化体験イベントで在日華僑や地元の人々に本格的な江蘇の新年の雰囲気を届けた。
「水の趣 江蘇」ブースに多くの人が集まる
中国春節祭では、中国駐日特命全権大使の呉江浩氏、中国駐名古屋総領事の楊嫻氏、江蘇省文化・観光庁二級巡査員の徐循華氏、愛知県知事の大村秀章氏、名古屋市副市長の松雄俊憲氏をはじめとする日中の来賓が第18回名古屋中国春節祭の開会式に出席し、テープカットを行った。
イベント会場では「水の趣 江蘇」のブースに多くの人が集まり、江蘇の精巧な展示品に見惚れていた。切り絵、春聯書き、龍帽子作り、龍バッグ作り、木版年画、団扇描き、スタンプラリーなどのインタラクティブな活動が行われ、熱心な参加者が集まった。呉江浩大使は嬉しそうに江蘇ブースを訪れ、江蘇の特色ある文化的で創造的な製品を賞賛した。
素晴らしい音楽の饗宴が贈られる
その夜、「歓楽春節・水の趣 江蘇—蘇州民族管弦楽団」の特別公演が名古屋公会堂で行われ、地元の人々に素晴らしい音楽の饗宴が贈られた。この公演は有名指揮者である彭家鵬氏が指揮、二胡奏者で作曲家でもある朱昌耀氏が芸術監督を務め、自ら楽曲を演奏した。
蘇州管弦楽団の演奏を鑑賞した後、呉江浩大使は嬉しそうにステージに上がり、出演者全員と一緒に写真を撮った。呉大使は、“江蘇代表団の演奏に深く感銘を受けた。非常に成功した素晴らしいもので、一流の水準と日中の文化交流促進への願いが反映されていた。今後、「水の趣 江蘇」の魅力を日本各地で披露する機会がさらに増えることを期待している”と述べた。
長い間、友好的で緊密な協力関係を維持
また、江蘇省と岐阜県は、長い間友好的で緊密な協力関係を維持しており、人的、経済的、文化的な交流が頻繁に行われてきた。昨年5月「水の趣 江蘇の街巡りしながら街を読もう」日中青少年修学旅行促進交流会が、岐阜市長良川鵜飼伝承館で開催された。
さらに昨年11月には、岐阜市長の柴橋正直氏とその一行が淮安を訪問し、文化観光、産業、食などの分野における両国間の協力を推進した。淮安滞在中、代表団は江蘇省文化・観光庁と文化観光協力協定を締結したほか、周恩来記念館を訪問し、中国淮揚料理文化博物館と里運河文化長廊を視察した。
江蘇と日本の観光産業のつながりを強化し、深い交流を促進するため、江蘇省文化・観光庁の代表団は、今回の名古屋の春節イベント期間中、岐阜市長の柴橋正直氏と岐阜県日中友好協会会長である杉山干夫氏を友好訪問した。
柴橋正直市長は、“岐阜県も江蘇省と同様に豊かな歴史文化を持っており、江蘇省と同じくらい歴史的魅力が溢れている”と話し、“今後も綿密かつ緊密な協力関係を続け、人と自然の調和や伝統文化の普及を共に推進していきたい”と述べた。また、中国の友人たちに、桜が咲く季節に再びここを訪れ、どこまでも続くピンク色の桜を一緒に楽しもうと心を込めて呼びかけた。
さらに、江蘇省文化・観光庁の代表団は中国駐東京観光代表処と中国駐大阪観光代表処を訪問し、文化観光分野における日中両国の今後の協力・交流のあり方について深く話し合った。
(江崎貴子)