DVD・ブルーレイの制作販売を行うビコムは、1月21日(日)に、ブルーレイ・DVD作品「ありがとう キハ85系 特急南紀 名古屋〜新宮」を発売した。
ビコム初のJR東海展望作品
「ありがとう キハ85系 特急南紀 名古屋〜新宮」は、ビコム初のJR東海展望作品だ。運転室から望む映像とキハ85系特有の唸るエンジン音をクリアに収録している。また、30年以上活躍したキハ85系のラストランも収録した永久保存版だ。さらに、キハ85系の後継であるHC85系の特急南紀デビューの様子も収録している。
制作の背景
キハ85系は、国鉄から分社し発足したJR東海が、初めて開発した特急形車両。
「ワイドビューひだ」「特急南紀」で運用され、その優れた眺望の広い窓が特徴で、30年以上にわたり愛され、活躍した名機だ。今回、新型のHC85系への転換に伴い引退するにあたり、その雄姿を記録にとどめるべく、ジェイアール東海エージェンシーとビコム共同制作で、映像作品制作が実現した。
キハ85系の力強い走りを収めた永久保存版
JR東海が発足後、はじめて開発した特急形車両、キハ85系。1989年に特急「ひだ」として走り始め、1992年から特急「南紀」でも運用をされ30年以上活躍した。
同作品は、中部地方最大のターミナル駅である名古屋駅から特急「南紀」1号として、三路線を経由しJR西日本との境界駅である新宮駅を目指す内容。
キハ85系は、パワフルなエンジン音を響かせ名古屋駅を発車。JR関西本線を走り名古屋車両区にいる後輩のHC85系を始め、近鉄アーバンライナーplusなどの様々な車両とすれ違いながら、木曽川橋梁を越え三重県へ。四日市付近では貨物線やタンク車などを見ることができ、南四日市駅を過ぎるとJR関西本線に別れを告げ、高架区間の多い伊勢鉄道伊勢線を軽快に走る。
津駅からJR紀勢本線へと入り、多気駅を過ぎるとカーブや勾配なども増えてきてJR紀勢本線らしい風景を楽しみながら、世界遺産「熊野古道」などを有する紀伊半島を駆け抜ける。もう見ることの叶わないJR東海区間を走るキハ85系の力強い走りを収めた永久保存版だ。
ブルーレイ版、DVD版を用意
同作品は、直販サイト「ビコムダイレクト」、ヨドバシカメラ、ビックカメラ等、全国の家電量販店、紀伊國屋書店、丸善ジュンク堂等、全国の書店、Amazon、楽天、Yahoo!ストアで購入できる。価格は、ブルーレイ版、DVD版共に7,700円(税込)。
キハ85系の力強い走りを収めた永久保存版である「ありがとう キハ85系 特急南紀 名古屋〜新宮」をこの機会にチェックしてみては。
ビコムダイレクト:https://vicom.jp/
※許諾:JR東海承認済/伊勢鉄道商品化許諾済
(角谷良平)