くまもとDMCは、熊本の食や観光の情報をインバウンド向けに英語で発信するWebサイト「Kumamoto Scoop -Insider Tips for Offbeat Adventures」を、2月1日(木)に公開した。
県内在住キュレーターによる投稿記事を発信
「おるとくまもと」は、グルメやカフェ、サブカルチャーなどにこだわり(偏愛)を持つ、県内在住のキュレーターによる投稿記事を発信するWebサイト。
キュレーターは登録制で現在48名。熊本県内を中心に九州のランチを紹介するブログを18年続けているブロガーや、美味しいだけでなく少し変わった背景を持つカレー店のカレーを紹介する会社員、県民にもあまり知られていない“映える”路地裏を紹介するプロフォトグラファー、難攻不落と言われた熊本城の守りについて語る郷土史研究家など、この地域に住む人々が、熊本に関するそれぞれの好きなもの、ことを独自の目線で発信している。
他の情報発信サイトよりも独自目線のディープな情報発信をすることで、熊本の新たな魅力発見を目指している。
観光環境が急速に国際化する熊本県
熊本県では、昨年3月に阿蘇くまもと空港の新旅客ターミナルビルがオープン後、国際線が増便。くまモンポート八代でも新型コロナウィルス感染症の流行のため受入を停止していた外国籍クルーズ船の寄港が再開されるなど、熊本を訪れる外国人旅行客数も回復しており、熊本県の観光環境は急速に国際化している。
また、東京、京都などの主要観光都市から地方へのインバウンド需要も増加している他、熊本では世界最大手の半導体メーカー「台湾積体電路製造(TSMC)」の工場稼働に伴い、台湾をはじめとする外国人の移住も顕著に増加している。
そんな背景から、インバウンドから訪問地として熊本が選ばれたり、海外からの移住者が親しみやすい熊本を感じたりするためにも、熊本のディープな情報を多言語にて発信する必要があると考え、英語版サイトを制作することとなった。
まずは10記事を厳選し、翻訳
今回のサイト公開では、まずはインバウンド目線で特に熊本への関心が高いと思われる10記事を厳選し、翻訳をしている。今後は日本語版の「おるとくまもと」の情報発信などに合わせて随時記事を増やしていく予定だ。
訪日外国人に伝わりやすいサイト構成へ
日本人と訪日外国人では、旅先の情報を得る際に必要とする情報の内容や見せ方が異なり、日本語版サイトのデザインは、訪日外国人にとっては必要な情報を取得するのに十分とは言えないものだった。そこで、外国籍の従業員を中心に、一からサイト構成を見直し、より訪日外国人に伝わりやすいサイト構成へと変更した。
また、掲載する記事も訪日観光客や熊本在住の外国人に需要があると考えられるものを厳選し、ネイティブにより翻訳を実施している。翻訳の際には、熊本のことを知らない人にもキュレーターの「偏愛」が伝わるニュアンスを心掛け「用語の注釈を付ける」「構成を変更する」などの細かい工夫も行っている。
外国人が知りたい!見たい!情報を厳選し、ネイティブ目線で再編集したWebサイト「Kumamoto Scoop」を、この機会にチェックしてみては。
Kumamoto ScoopサイトURL:https://en.akumamoto.jp/
おるとくまもとサイトURL:https://akumamoto.jp/
(江崎貴子)