東洋ライスは日本産米の価値向上とコメ生産者に夢と希望を持ってもらうことを目指す「世界最高米」事業について、第9回となる2024年度の取り組みを開始し、今年度の「世界最高米」の原料玄米として4品を認定した。
世界最高米は今後「熟成」「精米」等を経て、7月頃より一般発売するほか、高級レストランや大手家電メーカーとのコラボレーション企画を実施予定だ。
新潟・長野・岐阜・熊本の4品が世界最高米事業で認定
「世界最高米」事業で最も重要となる原料玄米は例年、国内外から5,000点近くの米が出品される国内最大級の「おコメのコンクール」である「米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」において数少ない金賞を受賞した玄米の中から選ばれる。
今年度の原料玄米は、2023年12月に新潟県津南町で開かれた「第25回大会」において、「国際総合部門」及び「栽培別部門 米の精」で金賞を受賞した玄米の中から、東洋ライス独自の基準「酵素活性」「美味と生命力」に重点を置いて厳選。
新潟県、長野県、岐阜県、熊本県の合計4品を認定し、一般価格の約8倍となる1㎏あたり1,900円で買い受けた。これらの原料玄米は更に独自の「生命力選別」「熟成」「精米」「ブレンド」「無洗米」の各技術により最高品位の「金芽米」に仕上げ、本年7月頃より、140g(1合分)×6袋入りを10,800円(税・送料込み)で発売する予定だ。
世界最高米の認定玄米の生産者によるコメント
岐阜県高山市・水田農業サービス岩島精米所・岩島正卓氏のコシヒカリが国際総合部門金賞を受賞。
岩島氏は「まず初めに今回選考頂けた事に感謝を伝えたいのが、我ふるさと『丹生川の地と水を育んでくれる乗鞍と山々』、そして『沢山の関わってくれた方々』です。
先人からの知恵で富山からの魚を肥料として使用した話をヒントに米に旨味を載せる事に努力しています。標高600mエリアの圃場、成苗育苗をし、健全な稲作りに日々挑戦しております。これからも「温故知新」の精神と、日本の宝物である水田を後世に伝えるよう精進します」とコメントした。
新潟県南魚沼市・桑原農産・桑原真吾氏の新之助が国際総合部門金賞を受賞。
桑原氏は「国際総合部門の金賞に続き世界最高米の原料米に認定、さらに、米どころ新潟県のブランド米『新之助』で認定された事、大変嬉しく光栄に思います。
私の農地は南魚沼市の標高300m、ミネラル豊富な雪解け水、恵まれた環境の五十沢という地区です。
今後もおいしさを追求した米を作りはもちろん、多くの方に新之助を知っていただき、ご賞味いただきたいです」とコメントした。
さらに、熊本県阿蘇市・アグリテック保久土・中山北斗氏のぴかまるが国際総合部門金賞、
長野県安曇野市・宮澤ファーム・宮澤和芳氏のゆうだい21が栽培別部門 米の精金賞を受賞した。
世界最高米が一般発売されるのを楽しみに待とう。
東洋ライス公式サイト:https://www.toyo-rice.jp/
(佐藤 ひより)