京都市の二条城で、「二条城桜まつり2024」が開催される。また、京都市ではTikTokで京町家の魅力や活用事例等を発信する取り組みも開始した。それぞれ詳しく見ていこう。

「二条城桜まつり2024」開催

世界遺産二条城では、多くの市民や観光客に二条城の魅力に触れてもらうため、「二条城桜まつり2024」を3月8日(金)～4月7日(日)の期間開催する。昼は、文化体験企画のほかにもキッチンカーなどの様々なイベントを展開し、京都ならではの名産品を揃える店舗が集う「京の名産品展」を開催するなど、二条城の春を楽しめる。また、夜には、桜や歴史的な空間を活かしたライトアップを行い、来場者を幻想的な世界へ誘う。

城内には、早咲きから遅咲きまで50品種約300本の桜があり、カンヒザクラを咲き始めとして、ソメイヨシノや山桜、枝垂桜、里桜と約1か月もの間、花盛りの桜を楽しめる。

会場では、京の名産品展やキッチンカー、いけばな展示、文化体験イベントのほか、夜はネイキッドの演出による歴史的建造物へのプロジェクションマッピングを含むライトアップを実施する。

通常観覧は、午前8時45分～午後4時で、午後5時閉城。ライトアップは、午後6時～午後9時で、午後10時閉場。ライトアップは観覧エリアが限定される。料金は、通常観覧が一般1,300円／中高生400円／小学生300円で、いずれも二の丸御殿観覧料を含む。なお、企画により別途料金が必要となる。

ライトアップの早割料金は、月～木曜日が中学生以上1,600円／小学生1,000円、金～日曜日・祝日が中学生以上2,000円／小学生1,400円、3月23日(土)・30日(土)の特定日が中学生以上2,400円／小学生1,800円となっている。通常観覧とライトアップは入替制で、ライトアップ入場券の販売時期等の詳細は別途告知される。

「二条城桜まつり2024」で、春を堪能しよう！

二条城桜まつり2024詳細：https://nijo-jocastle.city.kyoto.lg.jp/event/sakura2024/

TikTokで京町家の魅力や活用事例等を発信

また、京都市では、京都らしい町並み景観・生活文化の象徴である京町家の保全・継承に取り組んでいる。今回、京町家の価値や現状を国内外の多くの人に知ってもらい、京町家の保全・継承に関わる人の輪を広げるため、ショート動画に特化した「TikTok(ティックトック)」での京町家の魅力や活用事例等の発信を開始した。今回配信された4本の動画では、京町家を活用し、特色のある取り組みをしている人々の生の声を発信している。

若い世代を中心に国内外問わず幅広く利用されている「TikTok」で、京町家の魅力や活用事例等を発信することにより、京町家の価値や現状を国内外の多くの人たちに知ってもらい、京町家の保全・継承への寄付や実際の活用など、京町家の保全・継承に関わる人の輪を広げるため、ショート動画による情報発信を行う。動画には日本語と英語の字幕を付いている。

これまで、2月13日(火)～16日(金)の期間に計4本のショート動画を1日1本ずつ配信。以降は不定期で配信予定。あわせて、YouTube・LINE・X・Facebookなどの京都市公式アカウントでも情報発信する。

今回配信された動画の出演者は4名。9軒の京町家からなる「もみじの小路」の管理人をしながら、Garden Labとして会員制のシェアオフィスを運営するウォーリン ドゥルー ケント氏。O5Tea Japan代表取締役で、Garden Labに様々なTeaが楽しめる「O5 Kyoto Rare Tea Bar」の運営を委託している田村啓氏。olio代表で、小学生向けのクリエイティブスクール「iPadmate kids」を京町家で運営するamity_sensei氏。東山区において京町家を活用したレストラン「LURRA°(ルーラ)」を経営する宮下拓己氏。中川幸嗣建築設計事務所代表で、自身で京町家を住宅兼建築設計事務所にリノベーションして活用している中川幸嗣氏だ。

また、京都市京町家の総合情報サイト「京町家を未来へ」においても、京町家を活用している人たちへのインタビュー記事をはじめ、京町家に関する情報を網羅的に発信しているので、こちらもあわせてチェックしてみては。

総合情報サイト 京町家を未来へ：https://kyomachiya.city.kyoto.lg.jp/
京町家を未来へ TikTok：https://www.tiktok.com/@kyoto_machiya_future

(suzuki)