アスコエパートナーズと神奈川県藤沢市は、アスコエパートナーズが開発した「わたしの手続きコンシェルジュ:手続きナビ」藤沢市版を公開したことを発表した。
サービス概要
「わたしの手続きコンシェルジュ:手続きナビ」は、IT技術を活用したデジタル化はもちろん、利用者視点のUX実現にこだわって開発されたプラットフォーム。
住民がいくつかの質問に回答するだけで、住民それぞれの状況に応じて必要な手続きや持ち物、手続き場所等を確認することができる。
また、担当課が異なる手続きを横断的かつ網羅的に知ることができるので、申請漏れや手戻りの心配なく手続きの準備を整えることができる。
サービスの特徴
「わたしの手続きコンシェルジュ:手続きナビ」は、アスコエパートナーズ独自開発の「ナビエンジン」が質問数を削減、最適化し、利用者の負担を軽減している。また、職員と会話するような感覚で回答できる、自然なナビゲーションを実現している。
さらに、質問設定や正確性検証用ツールにより、自治体職員の業務負担も削減することができる。
導入の背景
引越、結婚、出産などのライフイベントの際には様々な行政手続きが必要だが、家族構成や収入などの各個人の状況によって要否が変わるため、住民が調べることは容易ではない。
そのため、役所の窓口に出向いたり電話をかけたりするなど多岐にわたる確認方法を取り、職員もその対応に時間を費やしている現状がある。
藤沢市では、市役所に来庁する前から必要な手続きや申請窓口、持ち物をオンライン上で把握できる行政手続き案内システムの構築を目的とし、ナビゲーション形式で必要な手続きを探すことができる「わたしの手続きコンシェルジュ:手続きナビ」を導入した。
利用可能なカテゴリは、 出産:30、結婚:56、離婚:55、引越(転入、転出、転居):225、死亡:92の全5カテゴリ、総計458手続きが用意されている。
これにより、スマートフォン等で手続き抽出に必要な質問に回答することで、利用者が必要な情報だけを得ることができる。
藤沢市では、住民が来庁した際、円滑に行政手続きを行えるようにすることを目指している。
藤沢市担当者のコメント
藤沢市の担当者は、「藤沢市では、市民がどこにいても、簡単に、その人にあった行政サービスを周知・提供できるよう努めているところです。ですが、引っ越しや出産など人生の転機となるライフイベントにおいて生じる様々な手続きは、手続きの所管課が分かれていることから、情報提供がバラバラとなってしまい市民の方にわかりにくいという現状がありました。そこで、手続き所管課に横串を刺した情報提供の手法を検討していたところ、ご提案をいただいたのが株式会社アスコエパートナーズの手続きナビでした。このサービスを導入することで市民にわかりやすい手続き案内ができることに加えて、職員にとっても簡単な問い合わせはサービスに任せ、よりきめ細やかなサービスの提供が可能になるものと考えています(後略)」と話している。
この機会に、「わたしの手続きコンシェルジュ:手続きナビ」藤沢市版をチェックしてみては。
「わたしの手続きコンシェルジュ:手続きナビ」藤沢市版 URL:https://fujisawa-city.supportnavi.jp/
(yukari)