脳科学に基づいた脳の健康維持スマートフォンアプリ「脳にいいアプリ」を運営するベスプラは、エーザイとの間で、2月28日(水)より認知症に関する社会課題解決のための新たな連携を開始する。
この連携を通じて「脳にいいアプリ」のユーザーが、認知機能に関する多岐に渡る豊富な情報を、エーザイのサイトである「脳活ライフ特集」を通じて容易に得られるようになる。
脳科学に基づいた脳の健康維持アプリ
「脳にいいアプリ」は、認知症研究における世界的権威のカロリンスカ研究所が実施した研究をベース(※1)に開発された、運動・脳トレーニング・食事の複合的な活動が管理できる完全無料の健康アプリ。
「歩いて運動」「隙間時間に脳トレーニング」「脳に良い品目を食べる」ことで、簡単に脳と体の健康維持を行うことができる。同アプリは東京都や内閣府ImPACT BHQ2017科学者審査員賞など数多くの受賞歴がある。
安心して車を運転できる環境作りをサポート
今回アプリが連携する「脳活ライフ特集」とは、「人生100年時代」を楽しく健康にいきいきと暮らし続けるために、エーザイが提供する脳の健康に関する情報サイトだ。
ベスプラは「認知症基本法」の理念に則り、「認知症の人が自らの意思で日常生活・社会生活を営むことができるよう適切な保健医療サービスが切れ目なく提供され、家族などにも適切な支援を行う体制」の社会実装に向けたサービスの提供に取り組んでいる。
この連携を通じて、サイトでは「脳にいいアプリ」実施後の利用者に、運転免許更新時に認知機能検査と同じ模擬テストが、Webで手軽に受けられるサービスも紹介する。これにより同社のサービス利用者には、高齢者はもちろん、年齢を問わず、安心して車を運転できる環境作りをさらに強力にサポートしていくことも可能となる。
社会全体の安全にも寄与
現在75歳以上のドライバーは、3年ごとの運転免許更新時に認知機能検査を受けることが義務付けられている。この検査で「認知症のおそれあり」に該当すると、運転免許が停止・取消の可能性がある。
警察庁の調査研究(※2)によると、認知機能検査の点数が低いと、事故や違反の運転リスクが高まるとされている。つまり、認知機能の健全性を確認することは、自身の安全だけでなく、社会全体の安全にも寄与する。
このような背景から、同社は超高齢社会における安全なカーライフをサポートする目的で、運転免許更新時に認知機能検査と同じ模擬テストが、Webで手軽に受けられるサービスを提供中だ。昨年4月の時点で、このサービスは20万人以上に活用されている。
認知症の予防と対策に寄与することを期待!この機会に、ベスプラとエーザイは、この連携とその取り組みをチェックしてみては。
脳にいいアプリ:https://www.braincure.jp
ベスプラ:https://bspr.co.jp/
※1 食事指導・運動指導・認知トレーニング・生活スタイル指導などを組み合わせることが、軽度の認知機能障害進行の抑制に有効であることを世界で初めて証明した研究
※2 平成31年3月「高齢運転者交通事故防止対策に関する提言」の具体化に向けた調査研究に係る認知機能と安全運転の関係に関する調査研究(警察庁発表)
(江崎貴子)