花を通した豊かさの向上を目指して“花のある生活を文化にする”ことをミッションに掲げている「RIN」が、年間3万5千本の、美しいのにも関わらず廃棄されてしまっている全国の花を減らす新プロジェクト「ロスフラワー定期購入プロジェクト」をスタートする。
「ロスフラワー」を花の生産者から定期購
花農家の人々が大切に育て生産した花が、規格外で市場に出すことができなかったなどの理由で、まだ美しいのにも関わらずやむを得ず廃棄されてしまっている現状がある。
そこで「RIN」は、廃棄されてしまう予定の花「ロスフラワー」を花の生産者から定期購入し、生産者の人々の思いと共に、ロスフラワーの新たな活用を図る取り組みを開始。初年度となる2024年度においては、全国から同取り組みに共感してもらえる生産者を募集し、年間3万5千本以上の定期購入を目指すことで、全国のロスフラワーの削減に取り組んでいく。
第一弾は「hinataba」のラナンキュラス
プロジェクト第一弾として、福島県南相馬市の花農家「hinataba」よりラナンキュラスの定期購入をスタート。春の訪れに合わせて開花時期を迎え、ひとつひとつ表情が違うとても魅力的なラナンキュラスは、今後、装飾事業などに活用される予定だ。
これからも「RIN」は、より多くの花の生産者、地域、生活者の人々をつなげ、花のロスを減らす取り組みを全国に広げていくため、「ロスフラワー定期購入プロジェクト」に取り組んでいくという。
昨年4月には花農家ツアーを実施
また、これまで「RIN」は、十分な商品価値があるのにも関わらず、やむを得ず廃棄されてしまっている花を活用し、持続可能な仕組みづくりを目指して、那賀町と「那賀商事」「RIN」の三者の取り組みとして、2023年4月に花農家ツアーを実施。
全国でも、有数のケイトウの生産地として知られる徳島県那賀町だが、その背景には年間約数十万本のケイトウのロスフラワーがある。花農家ツアーでは、現地の花農家やJAの人を訪ね、花の収穫体験をしたり、実際の出荷の様子を見たり、ケイトウの手植えなどを体験したり、実際に現地を訪れることによって、ロスフラワーや、現地の人々の想いなどを肌で感じることができたという。
「RIN」が実施する「ロスフラワー定期購入プロジェクト」に注目してみては。
hinataba:https://www.hinataba.com/
RIN公式Instagram:https://www.instagram.com/rin_flower_official/
(佐藤ゆり)