トレ食が、廃棄されてしまう野菜や未利用の植物などから食物繊維であるセルロースを抽出し、トレ食で初めてとなるプラスチック全体の51%以上をセルロースに置き換えた植物性「植木鉢(プランター)」と「カトラリーセット」を、3月24日(日)18:00までの期間、Makuakeにて先行販売!現在、200%超えを達成している。
独自開発装置でセルロースを実用的に活用
セルロースとは植物の主な成分の一つで、食物繊維の一種。加工が可能な成分とされることから、紙製品の代わりや、プラスチック樹脂へ混ぜ込み、プラスチック製品の代替品にすることができる。
セルロースは一般的には多数の機械で処理を行い抽出するが、草木に含まれるセルロース繊維を利用するためには、取り除かなくてはならない成分が多くあり、複雑かつコスト面などから現実的ではないため、実用的には不向きだっとという。
トレ食は、協力会社との連携で、加水分解・酵素分解・乳酸菌の3つのコア技術を組み合わせることにより、糖やたんぱく質、ミネラルなどの細かい成分に分解が可能な「連続式処理試作機」を独自に開発。これまで分解が難しかったセルロースを分解する技術を開発し、あらゆる食品や植物を有効成分と個体セルロース、糖水溶液に分解することが可能となった。
また、「連続式処理試作機」の導入により、セルロースをラボレベルでの分離抽出条件をそのままに低コストに抑えて安く作ることができるため、販売価格も抑えることができる。
カトラリーセット&植木鉢を先行販売
現在Makuakeでは、竹の端材のセルロースからできた「カトラリーセット」を先行販売中。
プラスチック樹脂と配合することで、通常の竹製品より頑丈で軽量となり、口当たりも滑らかなので普段の食事からアウトドアシーンまで幅広く使える仕様となっている。
アウトドアにピッタリな、スプーンとフォークが対になっている「スポーク」は、通常のものと比べて柄が長く、両側を使用しても手が汚れにくいのがポイントだ。
トマト葉からできた「植木鉢」も先行販売。
育苗用の鉢がついており、3号の植物がポンっと入る仕様になっている。
受け皿はしずく型で持ちやすい形状で、持ち上げての水やりや移動も簡単。小物入れプレートやコースターとしても使用することができる。
化学薬品を出来るだけ使わないことをモットーにしているため、着色料などは使用していないのも特徴。原料である竹と、トマトの葉による自然な色や模様、風合いを楽しんで!
資源を無駄にすることなく有効活用
放置竹林の竹や、竹製品を作る際にでる端材、
廃棄が困難なトマトの葉や茎を原料として買い取ることで、環境問題だけでなく、第一次産業や地域社会の循環にもつながり、資源も無駄にすることなく有効活用しているトレ食。
今回のプロジェクトのほか、同社オンラインショップでは、「キャベツ芯のセルロース名刺」と、
「トマト皮のセルロース名刺」のオーダー作成、
「いぐさのアロマミスト」を販売している。この機会に、トマトの葉の「植木鉢」&竹の端材の「カトラリーセット」にも注目してみては。
Makuake:https://www.makuake.com/
プロジェクト名:福島県発!SDGsな新素材からできた、トマトの葉の植木鉢と竹のカトラリーセット
オンラインショップ:https://sdgs.toresyoku.shop
(佐藤ゆり)