重度身体障がい者の在宅就労を推進するスタッフサービス・クラウドワークは、大阪府が主催する「ハートフル企業顕彰」にて、「ハートフル企業顕彰 チャレンジ応援賞」を受賞。
3月6日(水)に大阪府庁で開催された表彰式にて、大阪府の吉村洋文府知事から表彰状を授与された。
「ハートフル企業顕彰 チャレンジ応援賞」を受賞
「ハートフル企業顕彰」は、障がい者の雇用の促進等に関し、特に優れた取り組みをしている事業主を顕彰し、その功績を讃えるとともに、広く府民に周知し、障がい者雇用の一層の拡大を目指すもの。今回は「チャレンジ応援賞」として、スタッフサービス・クラウドワークを含め2団体が選定された。
スタッフサービス・クラウドワークでは、経営理念「チャンスを。」のもと、重度身体障がい者の活躍の場を増やすため、今後もテレワーク就労の可能性を追求し、取り組みを拡大するとともに、社会や仲間とつながり活き活きと働く機会を増やしていくという。
「ハートフル企業顕彰 チャレンジ応援賞」受賞理由
スタッフサービス・クラウドワークでは、通勤による勤務に制限がある重度身体障がい者のテレワークを推進している。また、在宅勤務で課題となりがちな孤独感の解消に注力し、体調管理、人材育成等にも目配りしたチームで働く在宅勤務体制を構築している点。
さらに、完全在宅による雇用機会創出の取組みを関係機関との連携で展開し、専門的な業務に携われるような育成プロセスの構築を行っている。
以上の点が、「ハートフル企業顕彰 チャレンジ応援賞」を受賞理由だという。
スタッフサービス・クラウドワークについて
スタッフサービス・クラウドワークは、通勤が困難な重度身体障がい者を対象とした在宅就労事業会社として、全国にて人材総合サービスを展開するスタッフサービスグループの事務処理サービス及び、それに付帯する支援事業を行っている。在宅就労の取り組みは、2016年1月から福岡県でスタートし、3月1日(金)時点で1道2府35県にて507人の従業員が働いている。
厚労省が発表した「令和5年 障がい者雇用状況の集計結果」(※1)によると、民間企業で働く障がい者数は、前年比4.6%増の約64万人となったそう。働く障がい者が増加する一方、職場での活躍と定着も重視されている。スタッフサービス・クラウドワーク従業員の職場定着率は2023年6月時点で97.3%と、一般企業の入社1年後の身体障がい者の定着率60.8%(※2)に対し高い水準となった。
「ハートフル企業顕彰 チャレンジ応援賞」を受賞した、スタッフサービス・クラウドワークの今後にも注目していきたい。
※1 「令和5年 障害者雇用状況の集計結果」:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36946.html
※2 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構「障害者職業総合センター一般企業への就職後の障害別職場定着状況」より(17年4月)
(角谷良平)