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利用者が効率的に子ども食堂を検索できるサイト「OPEN!子ども食堂」公開

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模造品対策と流通管理を専門とするシステム会社、日本流通管理支援機構は、3月15日(金)に子ども食堂検索サイト「OPEN!子ども食堂」を公開した。

利用者が効率的に子ども食堂を検索できる

同サイトは、団体ごとに掲載される子ども食堂のデータを集約でき、団体の枠組みを超え、利用者が効率的に子ども食堂を検索できるサイト。


子ども食堂を利用する側が抱える大きな問題点として「団体ごとで紹介されており、横断的に検索ができない」事がある。例えばA団体のWEBサイトでは食堂Aは出てくるのに、他の近くにあるB食堂は他の団体に所属しているために、Aサイトを調べにいった利用者は近くの他の食堂の情報を知ることはできない。

すべてのシステム登録や検索を集約したサイトが存在すれば、A団体B団体も同じデータベースを使って登録することで、利用者はどの団体が登録をしようとも横断的に食堂を探すことができ、子ども食堂を運営する団体も毎回似たようなシステムを製作する手間がなくなる。


同サイトでは、各団体の管理画面が存在し、自団体が管理する子ども食堂を新規登録・編集できるようになっている。これにより、利用者は団体の垣根を越えて効率的に子ども食堂の検索が可能となる。

食材寄付の負担軽減や、フードロスを削減


また同サイトは、単なる子ども食堂のリンク集ではない。寄付者と子ども食堂の運営者それぞれがログインして使用ができるマイページを提供し、寄付希望者と運営者を繋げ、お金以外の寄付を迅速にマッチングすることが可能となっている。

これまで、“子ども食堂に食材を寄付してあげたい”と思った人がいたとしても、従来の方法で寄付をするとなると、子ども食堂が加盟する団体に連絡をとったり、関係各所に個別に連絡をとるなどの作業が必要で、加盟団体もまたそういった申し出に対し加盟食堂へ確認など事務的手続きが必要だった。この問題を解消するため、寄付希望者と運営者にそれぞれマイページを作成してもらう仕様にすることで、スムーズなマッチングを行うことが可能となった。食品寄付者と子ども食堂のマッチングにより、食材寄付の負担を軽減し、フードロスを削減できる。

同社が関わる農業や水産業を営む企業が「○○食材が欲しい食堂はありませんか?」という案件をサイト上に掲載すると、登録されている子ども食堂に通知が届き、「受け取る」「受け取らない」をクリックするだけで、寄付が成立する。

日本の食材を味わってもらい食育に繋げたい

同社では、食材の流通管理やトレーサビリティのノウハウを活かし、食品流通におけるフードロスの問題を効率化する事で無駄をなくし、世の中に還元できる仕組みづくりをサポートしたいという。

また、この活動を通し、将来を担う子どもたちに「お金」という募金の形だけではなく「食」を通して、様々な日本の食材を味わってもらい食育に繋げていきたいと考えている。子ども食堂で提供される事で、“どんな場所で、どんな人が作っているのか?”そんな地域の人たちとのコミュニケーションを生み、食堂を通して日本全国のそれぞれの地域の魅力を身近に感じる手助けができればと思っているそうだ。

今後は、寄付者と子ども食堂の運営者だけでなく、食堂の利用者もアカウントを登録できるようにする事で、プラットフォームとしての利便性をさらに向上させいくという。

「OPEN!子ども食堂」を、この機会にチェックしてみては。

OPEN!子ども食堂:https://sodate.kids
日本流通管理支援機構:https://jdmso.co.jp

(江崎貴子)

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