徳島県の外食企業(焼肉店)のふじやは、新たな代替肉「肉超ハンバーグ・餃子」を開発。食育の日に次世代のプラントベースフードを試食してもらうため、4月18日(木)・19日(金)に、同製品を東京都渋谷区にある複合施設「Turn Table(ターンテーブル)」のランチビュッフェにて提供する。次世代の食を体験してもらい、「代替肉=おいしくない」というイメージを覆したいとしている。
徳島発「肉超ハンバーグ・餃子」
徳島発「肉超ハンバーグ・餃子」の主原料は、大豆ミートではなく、スーパーフードの雑穀「たかきび」。卵と乳製品不使用で、焼き肉店、冷凍餃子無人販売店など約70店を展開する「お肉のプロ」ふじやが開発したものだ。
同製品は葉酸、ビタミンD、鉄が豊富で、日本マタニティフード協会に認定されているほか、一般的なお肉のハンバーグに比べ、脂質65%カット・塩分55%カット(※)となっており、妊娠中や授乳中の人、卵・牛乳アレルギーの人、ヴィーガン志向の人も安心して食べることができる。
ランチビュッフェ概要
ターンテーブルでの「2日間限定!ランチビュッフェで『次世代の食』を楽しもう!」は、4月18日(木)・19日(金)のランチタイムのみの提供。営業時間は11:30~15:00。すべてのメニューに、野菜ビュッフェ、豚汁、フリードリンクが付く。野菜ビュッフェ単品は1,430円。
ターンテーブルは、徳島県の食や文化を堪能できる複合施設。一棟の中にレストラン・宿泊施設・マルシェが入っており、阿波牛・阿波尾鶏・すだち・地ビールなど阿波づくしの料理を楽しめる。
製品に込めた想い
ふじやでは、開発当初は大豆ミートを試作していたが、試食した人の「おいしくない」という反応を受け、大豆ミートを使わない決断をした。創業55年の飲食企業で培ったノウハウを活かし、「お肉を超えるおいしさと栄養価」を目指して、「肉超(にくごえ)」と名付けた。
「代替肉=おいしくない」を覆したい、徳島の「たかきび」を知ってほしいという思いが込められている。
同製品には、2018年に世界農業遺産に認定された、「にし阿波の傾斜地農耕システム」で作られている徳島県産たかきびを使用。たかきび農家が年々減っている今、同製品を通してたかきびの消費を高め、農家の生産を後押ししていきたいとしている。なお、国産たかきびの安定供給がまだ難しいため、現状は輸入たかきびも使用している。
プラントベースフードに馴染みのない人も、ランチビュッフェで代替肉の新顔「肉超ハンバーグ・餃子」を試食してみては。
■ターンテーブル
住所:東京都渋谷区神泉町10-3
ふじやHP:https://www.fujiyanet.co.jp
※2023年日本食品標準成分表、冷凍ハンバーグとの比較
(さえきそうすけ)