「小倉百人一首競技かるた 第63回全日本選手権大会」が、4月28日(日)、愛知県豊田市にある名鉄トヨタホテル7階「孔雀の間」で開催される。
「全日本選手権大会」について
「全日本選手権大会」は、全日本かるた協会が主催する小倉百人一首競技かるた3大タイトル戦のひとつ。1962年より行われていて、「名人位・クイーン位決定戦」に次ぐ歴史ある大会だ。全国からトップレベルの選手64名が一堂に会して、全6回戦をトーナメントで戦い、日本一を決める。100分の1秒差を競う速さで札を払う姿はまさに圧巻だ。
開始当初は、京都府の平安神宮や三重県の伊勢神宮などで開催され、第6回から第29回までは、第17回と第20回を除き、名古屋市の熱田神宮で行われていた。1992年の第31回大会以降は、文化芸術の振興にも力を注ぐ愛知県豊田市、豊田市文化振興財団の協力のもと、豊田市内にて継続して開催されている。
28年ぶりの3大タイトル制覇に挑む川瀬名人に注目
「全日本選手権大会」は、1日約10時間にわたるトーナメント方式で戦うことから、その日の対戦相手や大会直前のコンディションが微妙に勝敗に影響するなど、同大会特有の優勝する難しさがある。
そのなかで、1月に滋賀県の近江神宮・近江勧学館で行われた「名人位・クイーン位決定戦」と、3月に東京都の明治神宮で行われた「全国選抜大会」の2大会を制した川瀬将義名人(所属:三島せせらぎ会)が、28年ぶり、史上3人目の3大タイトル制覇を達成するのかに注目が集まる。
ほかにも、同大会優勝7回の最多記録をもつ山下恵令永世選手権者(所属:東京明静会)は記録更新となるのか、永世選手権者の称号獲得が懸かる三好輝明選手(所属:福井渚会)は5回目の優勝が果たせるのかなど、経験豊富な選手の戦いからも目が離せない。
同時に、昨年運命戦を制し、見事優勝した自見壮二朗選手(所属:九州大学かるた会)をはじめとする若手選手の活躍にも期待が寄せられている。
同時開催イベントも
また、共催者の豊田市、豊田市文化振興財団による、「見る」「触れる」「楽しむ」がコンセプトのイベント「とよたかるフェス」が、昨年に引き続き同時開催される。このイベントでは、かるたの札飛ばし大会やスイーツマルシェなどが行われるほか、全日本選手権大会の歴代優勝者が1回戦と3回戦の様子をパブリックビューイング会場でわかりやすく解説し、競技かるたへの理解・関心を深める活動を行う。
大会スケジュール
「小倉百人一首競技かるた 第63回全日本選手権大会」は、4月27日(土)18:00~開会式を実施。
翌日の4月28日(日)に、1回戦9:30~、2回戦11:15~、3回戦13:00~、4回戦14:40~、準決勝戦16:20~、決勝戦17:55~のスケジュールで競技を進行し、19:20~表彰式・閉会式を実施する。なお、競技開始時間は前後することがある。
2回戦以降は競技会場内で無料にて観戦が可能。大会の様子は、1回戦からYouTubeでライブ配信も予定されている。詳細は大会HPで確認を。
28年ぶりの3大タイトル制覇に挑む川瀬名人をはじめ、若手からベテラン選手までがタイトル獲得を目指す「小倉百人一首競技かるた 第63回全日本選手権大会」に注目だ。
■小倉百人一首競技かるた 第63回全日本選手権大会
日時:4月27日(土)開会式、4月28日(日)競技・表彰式・閉会式
会場:名鉄トヨタホテル 7F「孔雀の間」
住所:愛知県豊田市喜多町1-140
大会HP:https://www.karuta.or.jp/championship/
配信(Youtube):https://www.youtube.com/@user-wj4hf6ji1s
とよたかるフェス2024詳細:https://www.city.toyota.aichi.jp/event/event/1058456.html
(ソルトピーチ)