兵庫県川西市の取り組みをご紹介。川西市黒川里山センターの新棟オープン&新たに「かわにしふるさと大使」に就任した奈良くるみさんの情報をチェックしていこう。
「日本一の里山」川西市黒川里山センターの新棟に注目
豊かな自然や景観を背景に「日本一の里山」と称され、里山文化が根付いている川西市北部の黒川地域にて、川西市黒川里山センターの新棟が4月3日(水)12:00にオープンした。同日10:00からは同センター多目的室で、オープニングセレモニーを行った。
■交流拠点や避難所として利活用
令和5年6月から建設工事を行い、4月3日(水)にオープンした川西市黒川里山センターの新棟。建築面積252.70㎡で、木造平屋建て、里山保全、自然体験等を行う交流拠点の場と関係人口の拡大による地域課題の解決の場としての機能を持ち、貸館施設として指定管理者である「コクレオの森」が運営する。また、同センター新棟は避難所機能を備えており、避難所が増えることで、災害時に市民がより安全に避難することが可能となる。
■子どもの居場所としても活用予定
4月3日(水)に行ったオープニングセレモニーで、越田謙治郎川西市長は「この施設は黒川の豊かな自然や景観を生かした里山保全、自然体験などを行う交流拠点です。また、黒川地区の防災拠点としての機能も有しています。皆さんと一緒に施設の活用方法などを考えていきたいと思います」などと話した。
なお、同センター機能のひとつとして活用を図る旧川西市立黒川小学校校舎南北棟は、平成21年に兵庫県景観形成重要建造物の指定を受けた施設だ。今後、里山保全やこどもが自然とふれあう体験などを行う拠点とするために耐震改修工事を行い、再び子どもたちの居場所として、また地域交流の場として利活用していく予定としている。
川西市黒川里山センターを活用した、今後の取り組みに注目しよう。
「かわにしふるさと大使」に奈良くるみさんが就任
さらに、川西市出身で元プロ女子テニス選手の奈良くるみさんが、市のPRを担う「かわにしふるさと大使」に就任。5月18日(土)に開催する市制70周年記念のテニスイベントにあわせて、就任式を行う。
■ふるさと大使の仕組みを再構築
川西市は、令和6年が市制70周年の節目の年となるため、これまで「源氏のふるさと大使」として市出身の著名人が活躍していた仕組みを新たに再構築。これまで「源氏のふるさと大使」として活躍していた、由美かおるさんと金田たつえさんは「かわにし特別大使」に、新たに奈良くるみさんが「かわにしふるさと大使」に就任する。今後「かわにしふるさと大使」は、テレビや雑誌といったさまざまな機会を通じて市の魅力のPRや、市政の推進などの活動を行う。
■奈良くるみさんプロフィール
奈良さんは3歳よりテニスを始め、主な国内のジュニアタイトルを全て獲得。17歳でプロ転向後、全てのグランドスラムで勝利を挙げ、22回連続出場を含む通算24回の出場を果たし、2014年リオ・オープンでは、WTAツアータイトルを獲得するなど、長年にわたり日本テニス界をけん引。令和4年9月、東レパンパシフィックオープンを最後に現役を引退した。
■就任式の日はテニス教室も開催
奈良さんの就任式は5月18日(土)9:20から、市民運動場・テニスコートにて行われる。また、市制70周年記念事業として行われる「奈良くるみテニス教室」も同日開催。一部は4~12歳を対象に9:30〜10:30に開催。二部は13~18歳を対象に11:00〜12:30に開催される。参加費は無料。先着順で、定員は一部が30名、二部が15名までとなっている。5月17日(金)までに市民体育館へ電話での申し込みが必要だ。
奈良くるみさんから、テニスを教えてもらえる貴重な機会を見逃さないようにしよう!
川西市公式サイト:https://www.city.kawanishi.hyogo.jp
(田中彩文)