手ぬぐい専門店の「かまわぬ」は、4月19日(金)~5月7日(火)の期間、『かまわぬのてぬぐい展』を東京都の「銀座 伊東屋」にて開催する。
「包む」をテーマに手ぬぐいの楽しみ方を展示紹介
「かまわぬ」は、1990年に設立された、手ぬぐいを専門とする企画・販売会社。「古きを知り、新しい遊びを生み出したい」という思いで、主力商品の手ぬぐいをはじめ、風呂敷、バンダナ、扇子、日傘など日本の伝統文化に基づいた「もの作り」をしている。
今年の『かまわぬのてぬぐい展』は、「包む」をテーマに、身近なあれこれを手ぬぐいで包み、「拭く」だけではない手ぬぐいの楽しみ方を展示紹介する。
1枚の手ぬぐいで、無限のアイデアが広がる。小さな瓶から大きな一升瓶までさまざまなものを包み込み、ティッシュカバーやお弁当包みにも早変わり。明治時代から伝わる日本独自の染色技法「注染(ちゅうせん)」で染めた手ぬぐいは、裏表がなくリバーシブルに使えるので包むのにぴったり。くり返し使えるエコな手ぬぐいは、サステナブルなギフトラッピングとしてもおすすめだ。
会場では、天井の空間を彩る100枚近くの壮観な手ぬぐいインスタレーションが来場者を迎え、300種類以上の手ぬぐいや風呂敷の販売などを行う。
同イベントのために用意した特別なアイテムが登場
イベントには、オリジナルてぬぐいも登場。身近にあるものが手ぬぐいになっており、ものを包むのがより楽しくなるユニークなデザインが揃っている。
通常の手ぬぐいより少しだけ長い110cmの長尺手ぬぐいも5柄販売。頭にすっぽりかぶれて、首元にゆったり巻ける使い勝手の良い長尺手ぬぐいだ。
「染め変えてぬぐい」は、製造工程の中で生じる“染めムラ”や“色ブレ”による規格外の手ぬぐいを後染めしたアップサイクルアイテム。奄美大島の伝統的な古代染色を行っている金井工芸の『泥染・藍染・草木染てぬぐい』が今年も登場するほか、東京下町の染工場で江戸時代の釜入れの染色方法を再現して染めた『東炊き(あずまだき)てぬぐい』も初登場する。
いずれもなくなり次第終了となるので、興味のある人は早めに手に入れよう。
てぬぐいデザインコンテスト受賞作品を商品化
また、昨年同イベントで開催した「てぬぐいデザインコンテスト」の応募作品から、受賞3作品を商品化し、展示・販売する。
さらに、今年も「てぬぐいデザインコンテスト」を開催!応募用紙は、イベント詳細ページからのダウンロード、もしくは会場にて入手可能。受賞者には、商品化した手ぬぐいをプレゼントし、2025年の『かまわぬのてぬぐい展』で販売する予定だ。自由な発想と楽しいデザインを手ぬぐいにして、コンテストに挑戦してみよう。
スペシャルイベントやワークショップも
そのほか、スペシャルイベントとして、5月3日(金)に「歌舞伎と手ぬぐい」を開催。歌舞伎の舞台の中で登場する手ぬぐいの話や、手ぬぐいの様々な使い方などを、歌舞伎役者と一緒に体験できる。
4月27日(土)・28日(日)の各日11:00~16:00には、ワークショップ「てぬぐいみつろうラップを作ろう」を開催。天然素材のみつろうと手ぬぐいを使って、約15cm角のみつろうラップを2枚作る。所要時間は約30分、参加費は1,100円(税込)。予約は不要。小学生以下は保護者同伴で参加しよう。
『かまわぬのてぬぐい展』に足を運び、手ぬぐいの魅力に触れてみては。
かまわぬのてぬぐい展詳細:https://kamawanu.jp/news/13882/
かまわぬブランドサイト:https://kamawanu.jp/
(山本えり)