奈良県生駒市は、生駒市の特産品である「高山茶筌」の歴史・魅力が詰まった動画を製作し、4月5日(金)から同市の公式YouTubeで公開している。動画を通して、同市・高山地区に「口伝」で受け継がれてきた伝統を国内外に発信する。

「高山茶筌」の伝統を海外にも発信

今回、製作・公開されたのは、「高山茶筌」の製造過程と歴史、禅の教えと抹茶の文化との関連などについて紹介した動画。約500年の歴史がある伝統的工芸品で、国内シェアのほとんどを占める全国唯一の茶筌づくりの里である、同市高山地区を舞台に製作された。

製作協力は、奈良県高山茶筌生産協同組合、高山竹林園、一休寺。

動画は、本編「生駒市高山の茶筌：禅と茶道から、伝統が削り出す歴史の探求」と、1分版「茶筌師による繊細な作業を見て心穏やかに、伝統工芸高山茶筌を深く知る。」を用意。それぞれ、日本語版、英語版があり、国内外問わず、多くの人に見てもらい、「高山茶筌」の歴史や魅力に触れてもらいたいと考えている。

海外での注目が高まり需要が伸びる「高山茶筌」

生駒市の伝統産業である「高山茶筌」は、後継者不足と材料不足により、その継承が危ぶまれているが、近年では海外での注目が高まり需要が伸びているという。

同市は、伝統産業としてだけではなく、「高山茶筌」の観光資源としてのポテンシャルにも注目。この魅力を国内外問わず幅広く伝えるために動画を製作した。2025年に開催される大阪・関西万博をはじめ、インバウンド誘客にも寄与できる可能性を「高山茶筌」に期待しているという。

なお、今回製作された動画や「高山茶筌」について、詳しい情報が同市のホームページにも掲載されている。

「高山茶筌」の歴史や魅力が詰まった動画を見て、「高山茶筌」に思いを馳せてみては。

生駒市公式YouTubeチャンネル：https://www.youtube.com/channel/UCOz56Zg5ihy6Jw1PWd0IAHw
動画詳細(生駒市公式HP内)：https://www.city.ikoma.lg.jp/0000034959.html?in=pr

(ソルトピーチ)