京都府福知山市は、“鬼伝説の聖地”大江山の麓に建つ「鬼」をテーマにした博物館である「日本の鬼の交流博物館」の令和6年度春季特別展として、「妖怪探究家 関本創(せきもとあらた)の物怪浄土(もののけじょうど) in 福知山」を、4月23日(火)~6月2日(日)の期間に開催する。
特別展では、 “妖怪博士ちゃん”としてテレビなどで活躍する高校生の妖怪探究家・関本創さんが描く妖怪画を展示。
また5月18日(土)には、「妖怪ワークショップ オリジナル妖怪を描こう!」と題し、関本さんによる妖怪講座と、参加者と一緒にオリジナル妖怪を描くワークショップを開催する予定だ。
3つの鬼伝説が残る大江山にある博物館
3つの鬼伝説が残る大江山の麓に建つ「日本の鬼の交流博物館」は、全国でも珍しい鬼に特化した博物館。
大江山の鬼伝説の紹介をはじめ、日本各地の鬼にまつわる伝統芸能、世界の鬼面等が展示され「鬼とは何者なのか」について考えることができる場所だ。
妖怪探究家の高校生
一方、今回特別展を開催する関本さんは、福島県会津美里町に住む高校1年生。妖怪探究家、妖怪博士ちゃんとして活動中。
趣味は妖怪探訪。テレビ出演は『沼にハマってきいてみた』(NHK)や『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』(テレビ朝日)、『マツコの知らない世界』(TBS)など多数。
挿絵などを手掛けた『小学5年生がかいた ざんねん いがい ゆかいな妖怪事典』(講談社)ほか、自費出版7冊を刊行している。
小学4年生で特許を取得し、小学5年生で起業。現在「株式会社想いを創る」取締役社長を務める。
今年の節分に福知山市の「ONIversal city project」でオリジナル絵本『節分で追い出された鬼はどこへ行く?』を描き下ろした。
初個展の作品に加え、新たな描き下ろしも
「日本の鬼の交流博物館」春季特別展では、2023年11月に地元福島で開かれた関本さん初の個展「物怪浄土」に出展された妖怪や鬼の作品を中心に、今回の特別展のために新たに描き下ろされた「酒呑童子in福知山」など計32点の妖怪画を展示する。
妖怪探究家の関本さんは妖怪が大好きで、全国各地の妖怪や鬼の伝承地を巡っている。高校生ながらテレビなどで妖怪博士ちゃんとしても活躍する関本さんが描く妖怪画は、デザインや画風のオリジナル性もさることながら、その力強さや迫力には魅了されるものがある。
探究心と創造力から生み出された妖怪画が問いかける「妖怪とはなにか」を、実際に体感できるチャンスだ。
ワークショップでオリジナル妖怪を描こう
5月18日(土)午後1時30分~3時には、自分だけのオリジナル妖怪を描く妖怪ワークショップを開催する。定員は20名で、達し次第締め切り。参加費は無料だが、博物館入館料が別途必要となる。申し込みは同館の電話・FAX・メールから。
妖怪探究家で、数々の妖怪画を描いてきた関本さんによる妖怪講座と、参加者と一緒にオリジナル妖怪を描くワークショップ。クイズやライブペインティング、記念撮影など、妖怪好きの人、絵を描くことが好きな人は参加をしてみては。
■日本の鬼の交流博物館 春季特別展「妖怪探究家 関本創の物怪浄土in福知山」展
開催場所:日本の鬼の交流博物館
住所:京都府福知山市大江町仏性寺909
開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日 ※ただし4月29日(月・祝)・5月6日(月・祝)は開館
入館料:大人330円 高校生220円 小中学生160円
日本の鬼の交流博物館:https://www.city.fukuchiyama.lg.jp/onihaku/index.html
中学生 妖怪探究家 関本創:https://omoi-wo-tsukuru.com
(鈴木 京)