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高校生が課題魚を使ったオリジナル商品を開発!「LOCAL FISH CANグランプリ2024」開催

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全国道文化交流機構は、全国の高校生が地域の課題魚「LOCAL FISH」を利用したオリジナル缶詰を開発して競い合う大会「LOCAL FISH CANグランプリ2024」を開催!

応募期間は、前期が4月1日(月)~5月8日(水)、後期が5月15日(水)~6月30日(日)だ。

地域の活性化にもつながる大会


今年で4年目となる「LOCAL FISH CANグランプリ」は、高校生が地域と協力しながら美味しさと海の課題を缶詰やパウチに詰め、全国に届けていくプロジェクト。


次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人がつながる「海と日本プロジェクト」の一環で、高校生が地域の課題魚「LOCAL FISH」を利用したオリジナル商品を開発し、競い合う全国大会だ。

同団体は、大会を通して海の現状課題や海の未来展望を知り、海にもっと関心を持ち、自らアクションを起こすきっかけを作っていくことを目指しており、「LOCAL FISH」を利用することで、地域の活性化にもつながっていくことを見据えている。

さまざまな問題を抱えている「課題魚」

「LOCAL FISH」は、海の地域課題を包括している「課題魚」として定義されているが、日本の各地域にはさまざまな問題を抱えた「課題魚」が存在する。

例えば、大分県では、近年で海藻を食べてしまうブダイが増え、磯焼けに悩まされているためブダイが課題魚となっている。熊本県ではアサリを食い荒らしてしまうクロダイに漁業関係者が悩まされ、富山県では温暖化の影響でシイラの漁獲量が増加しているが、シイラを食べる文化がないため価値がない、といった問題があるそうだ。

缶詰以外のエントリーもOK!

「LOCAL FISH CANグランプリ」では、今年度より、レトルトパウチや加工品など、缶詰以外のエントリーも可能に。同団体は、複雑化、多様化する「海の課題」の解決に向け、外部のパートナーとの連携を強化し新たな取り組みを次々と手掛けていきたいと考えている。

また、水産高校に関わらない、普通科高校でも安心して取り組めるようなサポートも行うという。

「LOCAL FISH CANグランプリ2024」の応募条件は、日本国内の高校生・高等専門学校生(3年生まで)・中等教育学校生(4~6年生)で、個人もしくはチームで参加可能。エントリーシート・動画による一次審査、オンラインのプレゼンテーションによる二次審査を経て、10月13日(日)に開催される決勝の全国大会に出場できる。

決勝は、東京で行われるステージプレゼンテーションにて審査され、販売体験・交流会も実施。詳細や応募方法は、同大会のWEBページをチェックしよう。

2023年の最優秀賞は「ブリの骨じゃん」


「LOCAL FISH CAN グランプリ2023」では、ブリの中落ち・中骨を使った、愛媛県立長浜高等学校の「ブリの骨じゃん」が最優秀賞を獲得。


利用価値の少ない「ブリの中落ち」の食品利用を活性化させたいと缶詰制作を開始し、地元企業の「ヨンキュウ」「コバヤ」と一緒に、中骨を柔らかくする研究に取り組み、味だけでなく骨の柔らかさや見た目が評価された。


優秀賞は、学校法人関西学園 岡山高等学校のアイゴを使った「アイゴのアヒージョ缶詰!」、


各特別賞には、クロダイ(チヌ)を使った、学校法人第一原田学園 おかやま山陽高等学校の「黒ダイの白シチュー(Black in White)」が特別賞(地域盛り上げ賞)、


特別賞(地域盛り上げ賞)と特別賞(缶カツ賞)には、キチヌを使った、熊本県立天草拓心高等学校の「チヌのあんちゃん」、


特別賞(チャレンジング賞)には、ムラサキイガイを使った、学校法人日本航空学園 日本航空高等学校石川の「イガイ飯・アクアパッツァ」、


特別賞(美味で賞)には、ガンガゼウニ・タレストリス付きワカメを使った、島根県立 浜田高等学校の「ガンガゼ餃子&ガンゼガーヌ」、


特別賞(加工スキル賞)には、ブダイを使った、大分県立 海洋科学高等学校の「ブダイのあんかけそば」が選ばれた。

「LOCAL FISH CANグランプリ2024」に参加して、地元の課題魚「LOCAL FISH」を美味しい缶詰や加工品に変えるアイデアを考えてみては。

「LOCAL FISH CANグランプリ2024」WEBページ:https://localfishcan.com

(佐藤ゆり)

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