「究極の浅煎り」でカフェと消費の形に新たな選択肢を提案する「alt.coffee roasters(オルト コーヒーロースターズ)」は、ドリップコーヒーやヴィーガンフードなどを提供する新店を、4月25日(木)、京都・石清水八幡宮にグランドオープンした。
豊かな香りが持続する浅煎りコーヒーを提供
「alt.coffee roasters」は、農家に適正な対価が支払われている豆を使用し、独自の焙煎技法により実現した“豊かな香りが持続する”浅煎りコーヒーを提供。産地ごとに特徴が異なる豆の個性・フレーバーを最大限引き出し、本来はフルーツであるコーヒーを一番おいしく感じられるため、浅煎りコーヒーにこだわっている。
砂糖をいれなくても甘さを感じられるように基本的にブラックで、また、豊かな香味の経時変化を楽しめるようにワイングラスで提供している。
さらに、国産野菜を使用したヴィーガンメニュー&ギルトフリースイーツも提供。天然素材にこだわり、マーガリンやショートニング、白砂糖を使わず、甘酒・酒粕などで自然な甘味やコクを引き出し、ココナツオイルなどの天然由来の油分や豆乳を使用している。野菜や果物も国産で甘みのある食材を厳選し、一般的に“物足りない”や“質素”というイメージがあるヴィーガンフードでありながら、美味しさと健康を両立したメニューを揃えている。
二条店では、動物性食品・原料の使用を全面的に取り止め、スペシャルティコーヒー店として国内で初めて完全ビーガン化に移行。豆かすを再利用した無添加コーヒー石鹸の開発なども行い、仕入れから開発・販売・廃棄まで、カフェ空間を通じて新たな消費の形を提案し、150以上のメディアに取り上げられてきた。
カフェ空間を通じて新たな消費を提案
「alt.coffee roasters」代表で栄養士・焙煎士でもある中村千尋さんは、児童福祉施設での勤務時代、障がいをもった子どもたちとの出会いから、国内外の労働賃金の安さや経済的格差等の社会問題に疑問を抱くようになる。自分が高品質で焼菓子にあうコーヒーを淹れられるようになることで支援に繋げられるのではないかと考え、カフェの本場・豪州メルボルンに渡り、バリスタを目指した。
社会課題への意識が高い現地での生活を通じて、生産地である途上国の労働問題や環境問題にも興味を持ち、障がいの有無や子ども・大人に関わらず「カフェを通じて、いろいろな社会的な課題を解決したい」と考え、現地や日本のカフェでバリスタ・店長を経験し、2019年に「alt.coffee roasters」を開業した。
真の意味でドッグフレンドリーな店舗
一方で、ドッグカフェが増えているが、“同伴できること・食事できること”に重点が置かれ、動物の健康まで配慮されたメニューの提供はあまり行われていない。
そこで、人や環境だけではなく動物にもやさしく笑顔の連鎖を広げる二号店として、桂川、宇治川、木津川の3つの川が交わる場所、京都・石清水八幡宮に「alt.coffee roasters Iwashimizu(オルト コーヒーロースターズ石清水八幡宮店)」をオープンした。
新店では愛犬と一緒にギルティフリーで楽しめるフードを提供。これまでの健康配慮メニューの開発と栄養士の知見を活かし、真の意味でのドッグフレンドリーを実現した。
体に優しいこだわりメニューがラインアップ
シングルオリジンコーヒーは、エチオピアの原種など、世界各国の厳選した農家から仕入れた豆を使用。ドリップコーヒーのほか、オーガニック抹茶/ほうじ茶ラテや季節の酵素ジュースなど、豊富なドリンクメニューを提供する。材料はできる限りオーガニックのもの、ソースや調味料などの発酵食品もすべてお店で手作りし、体に優しくておいしいメニューを揃えている。
メニューには、「ハンドドリップコーヒー」700円(税込)、
「カフェラテ」700円(税込)、
各国のドリップコーヒー3種類飲み比べセット「コーヒーフライト」1200円(税込)、
「有機お野菜たっぷり薬膳スパイスカレー」1380円(税込)、
「京都のふわとろ生湯葉ライス」1590円(税込)、「有機平飼い卵のふわとろオムライス」1480円(税込)、
「発酵あずきとビーガンクリームの厚切りトースト」1350円(税込)、「わんちゃんメニュー」Sサイズ400円/Mサイズ600円(いずれも税込)などがラインアップしている。
「alt.coffee roasters Iwashimizu」で、浅煎りコーヒーや体に優しいフードを愛犬と一緒に味わってみては。
■alt.coffee roasters Iwashimizu
住所:京都府八幡市八幡土井108-28
営業時間:11:00~17:00(L.O.16:45) 不定休
(山本えり)