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【大阪府】なにわの伝統野菜「泉州黄たまねぎ」を使ったパンが5月1日よりクックハウスに登場!

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今年創業78周年のダイヤが運営するベーカリー「クックハウス」に、なにわの伝統野菜“泉州黄たまねぎ”を使った「泉州黄玉ねぎとツナのクロワッサン」が5月1日(水)より登場する。

タマネギの親とされる「泉州黄たまねぎ」


泉州黄たまねぎは、明治時代に日本で最初に育成されたタマネギ(黄たまねぎ)で、日本で出回っている多くのタマネギの親だと言われている。そのため、100年以上前から大阪で独自で栽培されてきた品種・品目である“なにわの伝統野菜”に認定されている。

大阪府南部泉州地域は、タマネギ専用の電車が走っていたほどタマネギ栽培が盛んな地域だったが、現在、泉州黄たまねぎを作る農家は数軒程度しかない。泉州黄たまねぎは、日持ちがしないうえに害虫の影響を受けやすく、さらに、形が不揃いで選別がしにくく規格外も多いなどの理由で栽培する農家が減ってしまった。

そんな中、2016年から泉州黄たまねぎを栽培している三浦農園は、「貴重な泉州黄たまねぎを守りたい」との想いで、種まき、植付け、収獲、選別まで全て昔ながらの手作業で行っている。

入手困難な幻のタマネギをふんだんに使用

三浦農園とクックハウスの取り組みのきっかけは、2021年に開催された泉州地域の農林漁業者と食品事業者との交流会にクックハウスの商品開発部長・仲西功次さんが参加したこと。三浦農園の取り組みに共感し、同じ大阪の企業としてなにわの伝統野菜である泉州黄たまねぎのおいしさを伝えることができないかとパンの試作をスタートしたのだそう。パンとしての商品化は今年で3回目となり、今年は昨年までのリュスティックとは一味違う、クロワッサンにアレンジされている。


「泉州黄たまねぎは水分が多く、肉厚で、加熱するととろっとした食感が特徴ですが、パンに仕上げる時はその水分の多さが、パン生地と混ぜ込む時など工夫が必要でした。今回は泉州黄たまねぎをメインとしたツナサラダを作り、クックハウスの少し甘めのクロワッサン生地と合わせることでタマネギとパン生地とのバランスがとてもよい商品ができたと思います」と仲西さんは語る。


「泉州黄玉ねぎとツナのクロワッサン」はテイクアウト/292円(税込)、イートイン/297円(税込)で販売。販売期間は5月1日(水)〜31日(金)。販売店舗は大阪・奈良のクックハウス全24店舗。

社内コンペで選ばれるパンたち


ダイヤの製造拠点、大阪市生野区の工場には、パン職人40名をはじめ、従業員総勢180名(アルバイト含む)が勤務している。毎月1日に新商品を3~5種類程度発売しているが、商品開発は、職人たちからアイディアを募り、社内コンペを行って決めているのだそう。選定のポイントは、「おいしそうな見た目」、満足してもらえる「ボリューム感」、食べてみて「一口目に美味しいかどうか」、具材のバランスなど「ひとつ全部食べてみて美味しいか」などがあるという。

5月は、新緑のなか、パンでピクニックを楽しんでもらいたいと、お皿もフォークも必要がないスイーツパンを多く登場。カフェで食後にデザートを楽しむように、公園でレジャーシートを広げてお弁当を食べたあと、コーヒーや紅茶と一緒に手軽に楽しめるラインアップだ。新商品は5日1日(水)〜大阪・奈良の24店舗のクックハウスで販売。

再販のクリームパンも人気


4月のランキングもチェックしよう。先月、堂々2位にランクインしたのは4月に半年ぶりに再販された「とろ~りクリームパン(紅茶)」。 1日の平均売り上げ個数は、850個と前年同月比の約2倍となった。お客さんからのリクエストの声が多く、満を持しての再販は、予想以上の反響に。 来月は、2品リクエスト商品が並ぶため、ランキングの動向に注目が集まっている。

なにわの伝統野菜を使った「クックハウス」の新作クロワッサン。ピクニックにぴったりなスイーツパンと併せて、家族で楽しんでみては。

(山川温)

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