奈良マラソン実行委員会は、12月に開催される「奈良マラソン2024」に先立ち、奈良国立博物館とともに、参加賞Tシャツのデザインコンテストを開催中。4月25日(木)~5月22日(水)の期間で、デザインを募集している。
「奈良マラソン」について
「奈良マラソン」は、平城遷都1300年にあたる2013年にスタート。奈良市・天理市の世界遺産や自然豊かな場所を巡るコースで、国内外のランナーから人気を集めているそう。
「奈良マラソン2024」は、12月7日(土)に2km×2周の「ミニ奈良マラソン」、12月8日(日)に42.195kmの「マラソン」と42.2kmの「ペアリレーマラソン」および10kmの「世界遺産10K」を開催する。
デザインモチーフは「伽藍神立像」
そんな「奈良マラソン」が今年で15回目の節目を迎えることを記念し、奈良らしく、奈良マラソンらしい参加賞Tシャツとして、奈良国立博物館の収蔵品をデザインするシリーズがスタートした。
第1弾のデザインモチーフは、「走り大黒」とも呼ばれる「伽藍神立像」。同コンテスト応募作品制作のためであれば、奈良国立博物館のホームページから画像をダウンロードして使用する際に同館への申請は不要だ。
作品制作において、像の角度や表現方法は自由だが、像の品格を損なうようなデザインや元の像と認識できないようなデザインは認められない。なお、テーマとなっている絵柄以外のものを付け加えることは可能だ。
デザインの条件
デザインは、シルク印刷ができるデザインであることが必須。フルカラー、写真、グラデーション、金色・銀色、発泡プリントなどの特殊プリントは使用できない。生地色は単色のみ(首リブは同色)だ。
また、胸(最大横30cm×縦40cm)・背中または衿下(最大横30cm×縦40cm)・左袖(最大横10cm×縦10cm)のうち、2~3カ所にデザインを入れることと、少なくとも1か所に奈良マラソンの公式ロゴを使用することも条件となっている。
さらに、プリント色数は最大で、胸と背中が特色1色または2色、左袖が特色1色という決まりも。なお、2色にできるのは胸か背中のいずれかのみだ。
そして、奈良マラソンオリジナルとし、過去大会とも異なるデザインであることも条件となっている。
応募資格と方法、選考の流れ
応募資格は、個人・団体、プロ・アマを問わず、納品時にPDFかJPGのデータで納品できることが条件。納品データは、デザイン及びデザインを入れる箇所が明確にわかるものにしよう。Tシャツを模した図柄の中にデザインを入れるなど、プリント後のイメージがつきやすいものが望ましいようだ。
応募するには、Webサイトからエントリーし、自動返信メールに記載のメールアドレス宛にデザインデータを提出する。1人当たり2点まで応募できる。
審査は、奈良国立博物館と奈良マラソン実行委員会事務局が担当。メールか電話で受賞候補者に連絡し、受賞後の手続き等を確認の上、受賞者と作品を決定する。結果は6月初旬に大会HP等で発表される。
最優秀賞に選ばれた1点は、Tシャツデザイン採用され、応募者には賞金10万円が贈られる。
応募規約
応募規約として、応募者は応募作の作者品と同一とすること、第三者の権利(著作権など)を侵害するものを使用しないこと、受賞作品の著作権など一切の権利は奈良マラソン実行委員会に帰属すること、未成年者は保護者の同意を得て応募することなどが定められている。
また、問い合わせは奈良マラソン実行委員会事務局のみとし、奈良国立博物館への問い合わせはできない。
「奈良マラソン2024」の参加賞Tシャツのデザインを考えてみては。
デザインコンテスト応募用Webサイト:https://form.nara-marathon.jp/application.html
(Higuchi)