沖縄県の首里城公園にて、5月25日(土)・26日(日)に、「首里城正殿復元工事 上棟記念イベント」が開催される。2023年9月に首里城正殿の柱を立て始めてから柱や梁等の骨格をすべて組み上げ、2024年5月の今、大きな屋根を持つ首里城の形を圧倒的なスケールで目の前に見ることができる。
首里城正殿は、これから屋根の瓦葺きや漆の塗装が始まる。白木のままの首里城正殿を見学できるのは、今だけだ。
期間中は、4つの企画を実施する。いずれの企画も誰でも参加可能だが、小学生以下は保護者の同伴が必要となる。
素屋根内部を特別公開
1つ目の企画は、普段は立ち入れない工事エリアの一部の特別公開。瓦葺きや漆塗装等を前に、素屋根内部(2~3階)の様子を間近で見学できる。
実施日時は、5月25日(土)・26日(日)の9:30~17:00(最終受付)で、所要時間は約20分。参加費は無料だが、別途有料区域への入場料が必要となる。
この企画は、予約不要で参加可能。受付で無料貸出されるヘルメットを必ず着用しよう。なお、安全管理上、一度に入場できる人数を制限する場合がある。立入禁止エリアには決して立ち入らないこと。
解説つきの宮大工体験
2つ目の企画は、木材倉庫にて宮大工による解説を聞きながら、宮大工道具を使った木材加工(かんながけ等)を行う宮大工体験。伝統的な工法による木材加工に触れられる。
実施日時は、5月25日(土)の9:30~/11:00~/13:00~/14:30~で、所要時間は受付・移動等を含め約1時間。参加費は無料だが、別途有料区域への入場料が必要となる。
この企画は、Webでの事前予約制となっており、5月8日(水)より各回40名の先着順で受け付けている。なお、定員に達し次第締切となるが、キャンセルが出た際は、当日受付する場合があるとのこと。
受付で無料貸出されるヘルメットの着用が必須であることや、刃物を使用する体験もあるため主催者負担による傷害保険加入を承諾することなど、事前予約ページにて注意事項をチェックしよう。
復元する屋根の仕組みを学ぶ瓦葺き体験
3つ目の企画は、下之御庭にて、首里城正殿に使われる瓦と同じ瓦を使って、復元する屋根の仕組みを学ぶ瓦葺き体験。ただし、漆喰は使用しない。また、首里城正殿の復元工事で使用する瓦や、その材料も展示される。
実施日時は、5月25日(土)・26日(日)の9:00~17:00(最終受付)で、所要時間は約15分。参加費は無料だ。
この企画は、予約不要で参加可能。ただし、同時に体験できる定員は12名となっており、体験開始まで待ち時間が発生する場合もある。
瓦は重量があり、落とすと怪我の危険があるため、係員の指示に従うこと。また、子どもの体験時には、必ず大人が手を添えるよう呼び掛けている。
小物を作成する瓦文様工作体験
4つ目の企画は、粘土に首里城正殿の瓦の絵柄を刻んだ型を押して、コースター等の小物を作成する瓦文様工作体験。完成した作品は持ち帰ることができる。
実施日時は、5月25日(土)・26日(日)の9:00~17:00(最終受付)で、所要時間は約15分。参加費は無料だ。
この企画は、予約不要で参加可能。ただし、同時に体験できる定員は28名となっており、体験開始まで待ち時間が発生する場合もある。
イベントに参加して、今しか見られない首里城正殿の見学や、特別な体験をしてみては。
イベント詳細:https://oki-park.jp/shurijo/events/detail/9304
宮大工体験申込フォーム:https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02hb2d9cbmq31.html
(Higuchi)