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【茨城県旧七会村(城里町)】蛍も飛び交うという七会の里山を感じて

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茨城県旧七会村(城里町)

日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。

今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。

「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。

今回は、茨城県旧七会村(城里町)を写真とともに紹介する。

Vol.228/茨城県旧七会村(城里町)

次にやってきたのは旧七会村だ。旧桂村、旧常北町と合併し、現在の城里町の姿になっている。水戸市の旧内原町から向かっていくと、空の広い平野部から一変し、深い山に囲まれた地形になった。旧七会村の西の山々は、栃木県との県境にもなっている。城里町という地名には「里」が付いているが、まさに全体が山の中に佇む里であった。

ややひらけた土地に点々と集落が建っていて、やはりその中心は川であった。東西に藤井川が流れ、その近くに主要道路も通っている。また、タイミングが合わなかったことが悔やまれるが、前日の夜は旧七会村で蛍を見る会があったらしい。おそらく地元の方々を中心に開かれたのではないかと思うけれど、せっかくなら参加してみたかったな、というのも本音だ。蛍は人間にとっても、シンボリックな存在であるように思う。

旧七会村へ。花と家並みが素晴らしかった

水の流れが美しい

ようこそ、と

バーベキューサイトもあった

いい道だなあ

よく、歩道の柵に絵や文字がデザインされていることがある。旧七会村では、「ようこそ七会中学校」の文字があった。なるほど、ここは中学校なのか、とも思ったが、横にはバーベキューサイトが広がっており、中学校なのかどうかわからない。あとから調べてみると、七会中学校は2015年に閉校してしまったようだ。しかし、現在はこの廃校が活用された、「アツマーレ」という愛称の複合施設になっているとのことだった。町民センターとしての施設と、水戸ホーリーホックの練習場が一体になっているという。なるほど、プロサッカーチームとのつながりはいいなあと。Jリーグが担うものは今、スポーツという役割だけではないように思うから。

(仁科勝介)

写真家プロフィール

仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
仁科勝介公式Twitter:https://twitter.com/katsuo247
仁科勝介公式Instagram:https://www.instagram.com/katsuo247/

   

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