ナチュラルワイン専門店「ami hayama」を運営するamiは、神奈川県葉山町の町制施行100周年を記念し、『オルガン里帰りコンサート』を6月22日(土)に開催。過去に「ami hayama」が譲り受けた歴史あるオルガンを、コンサート当日のみ旧東伏見宮葉山別邸へ里帰りさせて開催される1日限りの音楽会だ。
毎月チャリティーコンサートを開催
amiは、2017年に神奈川県葉山町にて、ワインダイニングと宿泊施設を併設したナチュラルワイン専門店「ami hayama」をオープン。2020年には、輸入業をスタートし、ナチュラルワインのある豊かな暮らしをさまざまな角度から提案している。社名の“ami”は、フランス語で“友達”を意味している。
「ami hayama」は、昨年、イエズス孝女会修道院旧館(旧東伏見宮葉山別邸)に置かれていた歴史あるオルガンをシスターより譲り受け、寄贈時の様子は多くのメディアに取り上げられた。
これを機に、旧修道院の環境を守り、シスターたちの安全な生活空間を維持する目的で、「ami hayama」で毎月第一土曜日にオルガンチャリティコンサートを継続開催している。
これまでに集めた寄付金で、建物に覆いかぶさる大木の剪定を行うなど、継続的な環境整備に貢献しており、今回のコンサートでも、収益の一部が旧修道院の環境整備とシスターたちの安全な生活空間維持に寄付される。
葉山町制施行100周年記念事業に認定
今回の『オルガン里帰りコンサート』は、毎月のチャリティーコンサートの参加者から「一度でいいから、オルガンが置かれていた旧東伏見宮葉山別邸で、オルガンの音色を聴きたい」という要望があったことをきっかけに開催が決定。町の重要な歴史遺産である旧東伏見宮葉山別邸で開催されるこのコンサートは、葉山町制施行100周年記念事業として認定された。
100周年のキャッチフレーズは「100年後も、自然と人を想う町、葉山」。葉山町の豊かな歴史と文化を改めて考え直すきっかけとなり、地域社会に貢献するイベントとしても、この里帰りコンサートに注目が集まっている。
テーマは「未来へ紡ぐ古の音色」
『オルガン里帰りコンサート』は、「未来へ紡ぐ古の音色」をテーマに、歴史あるオルガンと旧東伏見宮葉山別邸を通して、古き良き時代の精神を再確認し、未来への希望の架け橋になるようにとの願いを込めて企画された。
心の奥底に届く演奏で、参加者が「懐かしさと未来への展望」の両方を感じることができるように。また、参加者に、深い感動と共に地域の文化遺産に対する認識と尊重を深めてもらうことを目指している。
テーマにふさわしい演奏者たち
コンサートには、テーマにふさわしい演奏家が参加する。
ゴスペルとクラッシックの融合に情熱を燃やす声楽家の鬼無亮仁氏と、ネイティブフルート奏者の真砂秀朗氏は、葉山町在住のアーティスト。真砂氏は、映画やNHK番組で楽曲を担当するなど、人々の原点にある感覚を楽曲やアートの新たなイメージとして生み出し、幅広くメディアに提供している。
また、オルガンと笙の奏者である早川幸子氏と、セルパン奏者である東金ミツキ氏も、伝統音楽を基盤としたうえで現代音楽の可能性を広げる活動を続けている。
『オルガン里帰りコンサート』では、それぞれのアーティストが多様に織りなし、融合していく演奏を楽しむことができる。
『オルガン里帰りコンサート』は、13:30開場、14:00開演。料金は一般4000円、小学生以下2000円。参加申し込みは、「ami hayama」公式サイトにて受け付けている。
『オルガン里帰りコンサート』に参加して、未来へと繋がっていく古の音色を心ゆくまで楽しんでみては。
ami hayama 公式サイト:https://www.ami-hayama.jp
(山本えり)