科学技術の力であらゆる環境問題を克服することを目指すピリカは、ごみ拾い活動普及を目指し、奈良県広陵町のごみ拾い活動を促進するべく、ピリカ自治体版 見える化ページ「L.C.K(レッツ・クリーン・こうりょう!)」を、6月1日(土)より開始した。
更なる美化活動推進を目指す
同社は、クリーンキャンペーンや大和川一斉清掃等を実施し、地域住民の環境美化に対する意識向上を図るとともに美しいまち・住みよいまちづくりを推進してきた。
今回、住民からSNSピリカの活用についての声が上がったことをきっかけに、更なる美化活動推進を目指すべく、ピリカ自治体版 見える化ページ「L.C.K(レッツ・クリーン・こうりょう!)」を開設した。
町内のごみ拾いを可視化
奈良県広陵町版の見える化ページは、広陵町内でのごみ拾いSNS「ピリカ」を活用したごみ拾い情報を掲載し、どの地点で、どんなごみが拾われているのか、町内全体で、今どのくらいごみが拾われているのかを可視化する。
参加企業・団体名も紹介され、地域内でのCSR活動も把握することができ、個人での参加はもちろん、企業や団体と連携し、地域の環境美化活動の活性化を後押しする。
広陵町では、11月23日(土)に地域清掃活動を実施予定だ。SNSピリカを活用し、参加者から発信されたごみ拾い活動の様子を、見える化ページで紹介し、活動の盛り上がりを伝える予定だという。
プラスチックの自然界流出問題に注力
ピリカは、科学技術の力であらゆる環境問題を解決することを目指し、2011年に大学の研究室で非公式のプロジェクトとして始まり、同年に法人化。様々な環境問題の中でまず第一歩目としてごみ(特にプラスチック)の自然界流出問題に注力している。
ごみ拾いSNS「ピリカ」は2011年にリリースし、現在132の国と地域から累計3.6億個のごみが拾われている(※)。累計「ありがとう」数は約3,000万、ごみ拾い活動を通じて多くのコミュニケーションが生まれている。自治体や企業による清掃活動の可視化と促進を目指す「見える化ページ」等の導入も拡大している。
また、流出ごみを計測する共通基準を生み出すべく、路上ごみの量や分布を定量的に計測する方法として「タカノメ」、さらに独自のマイクロプラスチック流出量を調査する「アルバトロス」を開発。アルバトロス調査により、海洋・陸のごみの流出状況をオープンデータで発表し、課題発見と解決に向けた協業・連携を展開している。流出ごみ対策や資源化などのコンサルティングも新たに開始し、科学技術の力であらゆる環境問題解決を目指すべく、様々な連携・パートナーシップを通じて事業を展開している。
同社は、2021年第1回環境スタートアップ大賞にて「環境大臣賞」を受賞。2023年第6回日経ソーシャルビジネスコンテストにて「大賞」を受賞している。
ピリカ自治体版 見える化ページ「L.C.K(レッツ・クリーン・こうりょう!)」を、この機会にチェックしてみては。
ピリカ自治体版 見える化ページ「L.C.K(レッツ・クリーン・こうりょう!)」:https://nara-koryo.city.pirika.org
ピリカ:https://corp.pirika.org
※ 2024年6月1日(土)現在
(江崎貴子)