フロンティアコンサルティングは、商店建築社と共同で、学生向け設計・デザインコンテスト「OFFICE DESIGN COMPETITION ~働く人と働く場所の未来をつくる学生コンペ~」の第2回目を開催する。今年は『育つ、育てる』をテーマに、5月31日(金)~8月30日(金)の期間作品を募集している。
2023年に初開催された学生向け設計コンテスト
学生向け設計・デザインコンテスト「OFFICE DESIGN COMPETITION ~働く人と働く場所の未来をつくる学生コンペ~」は、学生をはじめ多くの若い世代にオフィスの設計・デザインという分野について関心を持ってもらうとともに、企業活動を支える働く環境の開発を担う人材の後進育成を目的に、2023年に初めて開催された。
第1回では、応募119件の中から一次審査を経て二次(最終)審査へと進んだ11作品を対象に厳正なる審査を行い、金賞(法政大学大学院 デザイン工学研究科 建築学専攻の森本爽平さん・斎藤詩織さんのグループ作品『茶結の縁側』)をはじめ、銀・銅・奨励賞(2作品)の計5作品を入賞作品として選出した。
コンテスト応募資格
第2回コンテストの応募資格は、2024年4月1日時点で、大学(短大・大学院)、高等専門学校、専修学校専門課程などに在籍し、日本国内在住の人。個人・グループは問わず、グループ応募の場合、1グループ5名を上限としている。
表彰式は11月22日(金)に東京都内にて行われ、金・銀・銅・奨励賞を設け、正賞にはOFFICE DESIGN COMPETITIONオリジナル三角スケールを授与する。
なお、上位3賞の入賞者グループには、副賞としてそれぞれ50万円(金賞)・30万円(銀賞)・10万円(銅賞)および表彰式参加のための交通費を支給する。
フロンティアコンサルティングは、同コンテストが設計者・デザイナーを志す学生にとって、社会人が等しく生活の一部とする「働く」について考え、各々が自由に設計・デザインした「働く場所」を発散する登竜門となることを期待しているという。
テーマ『育つ、育てる』について
技術の進歩やグローバル化によって、生活や仕事のあり方が大きく変わり、世界中の人々とつながる時代。私たちには、これからの社会を見据えて、必要な技術や知識を身につけること、一人ひとりが個性を磨きながら、自身と異なる他者を広く受け入れることが求められている。
年齢や自身の立場、人間関係、そして場所との巡り合わせによって訪れる、いくつもの育つ、育てる場面。現在そして未来を働く人々のために、いま働く場所はどのような役割を担えるのだろうか。
第2回を迎える同コンペでは、『育つ、育てる』をテーマに、大きく変化する時代のなかで、これからの社会を支える人が育つ、人を育てる「オフィス・ワークプレイス」を提案してほしいとしている。
コンテスト概要
審査員は、五十嵐久枝氏(イガラシデザインスタジオ/武蔵野美術大学教授)、猪熊純氏(成瀬・猪熊建築設計事務所/芝浦工業大学教授)、塩田健一氏(商店建築社 月刊商店建築 編集長)、稲田晋司氏(フロンティアコンサルティング 執行役員 デザイン部 部長)が務める。
賞は、金賞(正賞、副賞50万円)、銀賞(正賞、副賞30万円)、銅賞(正賞、副賞10万円)、奨励賞(正賞のみ)が設けられている。正賞はオリジナル三角スケール(人数分)。
金・銀・銅入賞者の表彰式参加のための交通費は、1人につき3万円を上限に事務局が負担し、グループ応募の場合は人数分を支給する。
スケジュールは、8月30日(金)正午まで作品を受付け、9月中旬に一次審査会、10月中旬に最終審査会を実施。11月22日(金)に表彰式を開催する。詳細は公式サイトで確認を。
第2回「OFFICE DESIGN COMPETITION ~働く人と働く場所の未来をつくる学生コンペ~」に参加してみては。
公式サイト:https://office-design-competition.com
(さえきそうすけ)