静岡県三島市で、JAふじ伊豆が主催する「三島とうもろこし祭り」が7月6日(土)に開催される。メイン会場が「三島スカイウォーク」、サブ会場が「JAファーマーズマーケット みしまるかん」となる。
生のまま食べられるほど甘い「朝採れとうもろこし」
朝採れのとうもろこしをはじめ、地場産の野菜や果物、とうもろこしを使用した料理が並ぶほか、メインイベントとして、とうもろこしのクイズや三島伝統のしゃぎりが披露される「三島とうもろこし祭り」。
その主役となる三島とうもろこしは、箱根西麓の標高50m以上の肥沃な大地で太陽の光をたっぷり受けて育つことから、甘くて味が濃いのが特徴。食感はみずみずしく、さらに糖度が一番貯めこまれる早朝に収穫することで甘さが倍増し、生のままでもおいしく食べられる。歴史は浅いながらも、店頭に並ぶと連日完売するほどの人気商品だ。
生産者は、「今年は生育も前進傾向。毎日早朝の作業になるので、このシーズンは踏ん張り時だが、自信をもって生産者の方にお届けしたいから作業も頑張ることができている。甘みがのったとうもろこしをたくさんの方に味わっていただきたい」と話す。
また当日は、とうもろこしだけでなく、メロン、マンゴー、馬鈴薯、トマト、ナス、葉しょうが、ネギ、タマネギ、枝豆などの箱根西麓三島野菜や、三島青果から届く産地直送の果物も販売する。
富士山、箱根山と駿河湾。山海の大自然が織り成す独特な気候と、火山の噴火がもたらした水はけの良い耕土を持つ畑で、きれいな雨水とともに育った箱根西麓三島野菜は格別の味わいだ。
イベントの見どころ
祭りは、三島スカイウォーク会場とみしまるかん会場の2会場で行われる。
三島スカイウォーク会場では、9時から露店販売が開始され、10時から開会セレモニーが行われる。その後、10時30分からと11時30分から三島囃子保存会による三島しゃぎりが披露される。
約470年の歴史を受け継ぐ三島しゃぎりは、平成3年に静岡県無形民俗文化財の指定を受け、「三島囃子保存会」が演奏技術を継承。三島市を代表とする三島夏祭りでは、3日間しゃぎりの音色が響き渡ることでも知られる。
そして、祭りの中盤となる12時30分からは、三島市役所主催のとうもろこしクイズが開催。クイズ当選者には、朝採れとうもろこしや三島とうもろこしを使った商品の詰め合わせがプレゼントされる。
一方、みしまるかん会場では、9時から16時まで朝採れとうもろこしや野菜などの販売が行われる。
また、同イベントの開催日から1週間(7月6日~14日)にかけて、三島市内の飲食店約30店舗で、三島とうもろこしを使った料理を提供する「とうもろこしweek」も同時開催される。
収穫期間に限りのある貴重なとうもろこしを主役に、それぞれの店主が考え抜いた個性あふれるこだわりの一皿も同時に味わってみては。
■三島とうもろこし祭り
開催日時:7月6日(土)
開催場所
三島スカイウォーク:静岡県三島市笹原新田313 ※小雨決行
JAふじ伊豆ファーマーズマーケット みしまるかん:静岡県三島市谷田235-8 ※雨天決行
開催時間:三島スカイウォークは9:00~14:00、みしまるかんは9:00~16:00
Web:https://toumorokoshimatsuri.hakoneseirokumishimayasai.jp
(柿崎真英)