オリジナルの鶏ブランド「丹波山本」を手掛けるヤマモトは、“鶏文化”の戦略的情報発信拠点として、複合施設「丹波山本亀岡本店」を、7月20日(土)にオープンする。
亀岡の食と文化を世界に向けて発信
インバウンド需要が急回復する京都という土地において、京都市に隣接する亀岡市にも多くの外国人観光客が訪れるようになってきている。また京都市周辺地域における魅力向上は、オーバーツーリズムの観点からも重要な要素となっているという。
今回オープンする「丹波山本亀岡本店」は、京都の地で90年に渡りトータル養鶏産業を手掛けてきたヤマモトが、「丹波山本」のブランドのみならず、地元・亀岡の食と文化を世界に向けて発信する戦略的情報発信拠点だ。
「オール亀岡ブランド」としての食文化を体験
1Fには、「丹波山本」のブランド鶏シリーズの商品をはじめ、京野菜や果物、丹波米など地元・亀岡の食材を取り揃えたアンテナショップを展開。
「丹波山本」ブランド鶏シリーズの地鶏丹波黒どり・丹波赤どり・丹波朝霧どりなどを様々な形で楽しめる、精肉・冷凍加工品・冷蔵加工品・常温加工品・総菜が取り揃えられている。
特に、地元亀岡市で生産されているケールや京野菜の九条ネギ・万願寺唐辛子等を随時使用したコラボメニューをはじめ、「地鶏丹波黒どり」のローストチキンや生ハム、キーマカリーなど、自宅で簡単に調理できるここでしか手に入らない限定商品を多数取り揃えており、亀岡の誇る“鶏文化”を自宅でも楽しむことができる。
また、ブランド鶏を使用した冷凍加工食品の開発・製造、ならびに鶏肉作業場を見学できるスペースとして、「丹波山本チキン工房」も用意されている。
鶏料理専門レストラン「鶏と亀」について
ショップに併設されている鶏料理専門レストラン「鶏と亀」は、「丹波山本」ブランドの地鶏の美味しさを余すところなく体験できる鶏料理専門レストラン。
フランスの地鶏であるラベルルージュと同じ血統の起源をもち、シルクのようになめらかな肉質、上質な脂肪分と深いコクが特徴の「丹波黒どり」、
旨みが深く、適度な柔らかさと歯ごたえ、臭みのなさが特徴の「丹波赤どり」を使った料理が提供される。
鶏肉の旨味を最大限活かす低温調理にこだわった料理で、丹波の自然のなか、全期間にわたって抗生物質不使用で安心安全にのびのびと育てられた、ヤマモトの長年にわたる知識と技術の結集ともいえるブランド鶏が楽しめる。
メニューは、「地鶏丹波黒どり季節野菜のせいろ蒸し」1,200円(税込)、「地鶏丹波黒どりと丹波赤どりのグリル」1,600円(税込)、「丹波赤どり唐揚げ」1,300円(税込)、「地鶏丹波黒どりの漬け丼」980円(税込)、「有精卵を使用したプリン」「有精卵を使用した京都ファーブルトン」などが用意されている。
鶏文化発祥についての発信を行うギャラリーも
2Fにはゆとりのあるイートインスペースの他、「丹波山本」のヒストリーを紹介し、鶏文化発祥についての発信を行う場所としてギャラリーが設けられている。
加えて今後、「丹波山本亀岡本店」を拠点に、地域と連携したイベントの開催など、「オール亀岡ブランド」の発信拠点としての役割を担っていく予定だ。
地域に開かれた空間
「丹波山本亀岡本店」の建築デザインは、丹波黒どりが羽ばたく姿を、大きな屋根形状と配色で表現。また、大屋根の上には鶏のモチーフを配置し、のびのびと育つ「丹波山本」の鶏の姿をユーモラスに表現している。
フロント側には、フェンス等を設けず石積みと植栽で境界をあいまいにすることで、敷地内の世界観をしっかりと表現しながら、地域に開かれた亀岡の新たな拠点を目指した。
ウォームグレーの壁面は全体的にシックなデザインに統一しつつ、天井や直接触れる什器には本物の木材を使用することで、温かみのある空間となっている。
また、フランスのアンティークテラコッタ・レンガ・フロア材をポイントで採用し、モダンな空間にも遊び心があるマテリアル演出に。そして、中庭・奥庭を設け、奥行きのある開放的な空間を目指している。
「丹波山本」ブランドの複合施設「丹波山本亀岡本店」で、亀岡の誇る“鶏文化”に触れてみては。
■丹波山本亀岡本店
住所:京都府亀岡市大井町並河6丁目53
アクセス:並河駅より車で約6分、京都縦貫道並河ICより車で約3分
営業時間:10:00~18:00、鶏と亀の営業時間はランチ11:00~14:00 カフェ10:00~17:30
定休日:水曜日
HP:https://tambayamamoto.jp
(yukari)