もんじゃ焼きの聖地として知られる月島西仲通り(通称「月島もんじゃストリート」)に、老舗の味を引き継いだ本格的月島もんじゃの店「だしとこな」が6月6日(木)にオープンした。
店長は半生をもんじゃに注いだスペシャリスト
この店の運営を行う企業・テッパンプラザーズは、長い間「月島もんじゃストリート」の第一線で活躍する名店「まぐろ家」の店長として25年間の豊富な経験を持つ山本店長を筆頭に、もんじゃ焼きを通じて子どもたちの未来を創る挑戦をしていく会社として設立。
現場に立ち、鉄板前で誠実なトークと手際を振舞う山本店長は、幼い頃に父親と生き別れ、父親のいない寂しさを経験するも、駄菓子屋で鉄板を囲み、友達と食べるもんじゃだけが笑顔になれる唯一の楽しみだったという。
そんな幼い頃の経験から、7月7日(日)には売上の一部を寄付として、子ども食堂などの施設に通う子どもたちに、看板メニューの「だしとこなもんじゃ」などを無償で提供するイベントも開催した。
山本店長は、自分が感じた幸せな時間を提供したいという願いを抱きながら、「だしとこな」では地域の食文化に新しい風を吹き込むことを目指し、長年の経験と情熱を注ぎ込むスペシャリストとして活躍する。
本格もんじゃをこだわりの店舗で味わう
「だしとこなもんじゃ」は、「まぐろ家」の秘伝のだしに4種のだしを混合し、焼き終わりに目の前でカビ付けの鰹節をスライストッピングする本格的な素もんじゃ。
海鮮などの素材は、豊洲市場で厳選された食材ばかりを集めた逸品揃い。
さらに、サブメニューの焼きそばに使われる天かすは、銀座で人気の天ぷら専門店から仕入れるこだわりよう。
これらの食材は、もんじゃやその他のメニューに、しっかり効いた出汁と素材の旨味を溶け込ませるマリアージュが楽しめるとか。
そんなこだわりのもんじゃを味わえる店内の空間構成は、日本国内をはじめ、マレーシアやシンガポールでルーフトップやリゾートホテル、高級別荘など様々な空間デザインを手掛けるT&C JAPANの秋葉達雄氏がデザイン。
本物の素材を専門店で食べるという最高のシチュエーションを具現化した空間を作ることで、どこか懐かしく、かつ専門店的な雰囲気とモダンでおしゃれな空間を食事とともに体感できるようになっている。
この機会に、本格的月島もんじゃの店「だしとこな」をチェックしてみては。
■月島もんじゃ だしとこな
住所:東京都中央区月島1-22-1 MID TOWER GRAND 109
営業時間:11:00〜22:00
(柿崎真英)