北大発認定スタートアップ企業のエゾリンクは、8月24日(土)・25日(日)10:00~16:00に大和ハウスプレミストドーム(札幌ドーム)にて開催される「環境広場さっぽろ2024」に、生物多様性への関心・理解を深める「エゾリンク科学館」を出展する。
生物多様性への関心・理解の促進に貢献
エゾリンクは、生態学や環境科学に関する博士号を持つ5人の社員が、持続可能な社会の実現に向けて、博士のスキルと経験を活かした人材育成と社会の課題解決に取り組んでいる、北大発認定スタートアップ企業。 “大学発の知と人材の好循環を作る”をモットーに、大学の研究成果を活用した環境学習プログラムや観光コンテンツのほか、「エコサイエンスコンテンツ」を開発・提供している。
「環境広場さっぽろ2024」は、SDGsの視点も取り入れながら次世代を担う子どもたちを中心に、訪れた人が環境について楽しく学べるイベント。エゾリンクは、SDGsの17の目標のうち「海の豊かさを守ろう」「陸の豊かさも守ろう」に関連する生物多様性を題材にしたクイズや体験の提供を通じて、生物を知ること、触れることの楽しさを伝え、生物多様性への関心・理解の促進に貢献していく。
楽しく学べる環境学習プログラムを開発
SDGs(持続可能な開発のための目標)は、生物(地球環境)の基盤があることで、社会と経済が成り立っている。しかし、SDGsの地球環境に関する4つの目標「世界中にきれいな水とトイレを」「海の豊かさを守ろう」「陸の豊かさも守ろう」「気候変動に具体的な対策を」について、その目標の背景や中身までを理解している人の割合は国内では多くない。
そこで、エゾリンクは、人々の自然環境への理解促進に貢献するため、社員の専門的知識を活かして、子どもも大人も楽しく学べる環境学習プログラムを開発。自然界の炭素の流れのしくみから地球温暖化の根本的な原因を理解し、納得感を持ってゼロカーボン・脱炭素への取り組みに参加できる意識づくりを目的としたプログラム「カーボンクエスト」を提供中だ。
「カーボンクエスト」では、炭素の粒になりきって地球を冒険するゲームを通して、炭素の循環を体感したり、
炭素の粒としての冒険の道筋を共有して実際の炭素循環に近い図を描いたりすることができる。
クイズや双眼鏡の使用体験で楽しく学ぶ
「環境広場さっぽろ2024」環境・SDGsゾーンのブースKA22「エゾリンク科学館」では、生物多様性にフォーカスした体験を提供。「迷路で知ろう!生物多様性ってなあに?」「知ってる!?こんな生き物!おもしろ名前クイズ」「同じ“種”、似てる!?似てない!?写真でクイズ」に挑戦できる。答えを探しながら、生物多様性のさまざまな側面を感じ、楽しく学べる内容だ。
研究者が生物を調査する際の七つ道具の一つである、双眼鏡の使用体験も行う。初めての人でも使いこなせるように、双眼鏡でのピント合わせや対象物のとらえ方をレクチャー。ブース内にちりばめられた生物の写真を見つけて回答フォームに記録する発見種数ランキングを行い、ランキング上位者は専用サイトにて公開する予定。
野外(フィールド)では、対象生物に容易に近づけないため、肉眼では生物を詳細に観察できないことが多々ある。しかし、双眼鏡を使うことで、これまで見過ごしていた生物の営みを見つけるられる。そんな双眼鏡の楽しさに触れ、生物への興味をさらに深めるきっかけにしてみよう。
コンテンツ制作担当のエゾリンク業務執行社員であり、大型哺乳類の研究者としても活動している寺田千里さんは、「お子さんから大人の方まで、易しい日本語で正しい情報を楽しく学べる内容になっています。弊社スタッフの子どもたち(エゾリンキッズ改めJr.スタッフ)にも好評のクイズ・体験です。みなさま、ぜひご来場ください」とコメントしている。
「エゾリンク科学館」の参加費用は無料。予約なしで参加できる。ブースによっては、有料や要予約のところもあるので、イベント公式サイトで確認を。
また、今回は「生物多様性」が題材の出展だが、環境学習プログラム「カーボンクエスト」についても、要望に応じて説明してくれるので、興味のある人は会場で問い合わせしてみよう。
環境広場さっぽろ2024に訪れて、「エゾリンク科学館」で生物多様性を題材にしたクイズや体験を楽しんでみては。
■環境広場さっぽろ2024
開催日時:8月24日(土)・25日(日)10:00~16:00
開催場所:大和ハウスプレミストドーム(札幌ドーム)/北海道札幌市豊平区羊ケ丘1
環境広場さっぽろ2024URL:https://www.ecochil.net/hiroba2024
エゾリンクURL:https://sites.google.com/view/ezolink/home
(山本えり)