ゆじゅくリノベは、群馬県みなかみ町の湯宿温泉を舞台に、“湯宿の未来を描く”ポータルサイト「のぼせる湯宿」をリリースした。
湯宿温泉の魅力を発信するWEBサイト「のぼせる湯宿」
群馬県みなかみ町の旧新治村に位置する湯宿温泉は、開湯1200年を誇る効能豊かな温泉と、宿場町の面影を残す歴史ある街並み、山々に囲まれた自然の美しさが特色の唯一無二の温泉地だ。
今回、「湯宿温泉の魅力をもっと伝えて、関わる人をふやしたい」という思いから、湯宿温泉のシティプロモーションとして、「のぼせる湯宿」がリリースされた。
「のぼせる湯宿」では、「ノスタルジーにのぼせよう。」をコンセプトとしており、ネーミングには、泉質が熱めでのぼせやすいと言われる湯宿の温泉と、石畳が醸し出すレトロな雰囲気に、四季折々の自然が調和する湯宿の魅力にのぼせてほしい、という意味合いが込められている。
今後「のぼせる湯宿」では、WEBサイトやポスター、パンフレット等で湯宿温泉の魅力を発信していくという。
3つのコンテンツ「訪れる」「暮らす」「営む」
ポータルサイト「のぼせる湯宿」では、3つのコンテンツを発信している。
1つ目のコンテンツ「訪れる」では、「湯宿で旅行の計画を立てよう」をテーマに、みなかみ町の地元民が取材した、湯宿温泉内の旅館や飲食店のオーナーへのインタビュー記事を掲載。読めばきっと湯宿に行きたくなるスポットを、地元民の目線から紹介している。
2つ目のコンテンツ「暮らす」では、「湯宿の暮らしはいったいどんなもの?」をテーマに、湯宿にUターンした人や、移住者へのインタビュー記事、湯宿特有の共同風呂の説明など、湯宿での暮らしを具体的に伝えている。
3つ目のコンテンツ「営む」では、「湯宿で起業、働くことを考えませんか?」をテーマに、湯宿の空き家情報や、空き家のリノベーション事例などを掲載。移住や開業を検討している人に向けた情報提供を行っている。
地域の再生を目指す「ゆじゅくリノベ」
宿場町として栄えた湯宿温泉だが、今では温泉旅館と飲食店が数件あるのみで、静かな温泉街となってしまった。
しかし、国道沿いというアクセスの良さ、
風情のある石畳、
今でも残る共同風呂の文化など、ポテンシャルの高い地域である。
ゆじゅくリノベは、リノベーションの考え方のもと地域資源を最大限に活かし、人の暮らしや営みを活性化させ、観光地としての再生を目指している。
空き家問題への取り組み
湯宿温泉は、全国的な人口減少、空き家問題という傾向に漏れることなく、住民の高齢化、空き家の増加に直面している。
そこで「のぼせる湯宿」では、湯宿の空き家オーナー、不動産会社とも連携し、積極的に空き家情報を掲載することで、移住者の住居や起業したい人の物件としてマッチングできるようなサービスも展開している。
また、ゆじゅくリノベのメンバーにはデザイナーや設計士もいるため、今後は、空き家を有効活用したい人の相談にのったり、リノベーションの提案も行ったりして、空き家に新たな価値を生み出せるように取り組んでいくという。
そして、「のぼせる湯宿」は、ただ情報を発信するだけではなく、湯宿温泉の未来を一緒に創っていくことを目指している。
「のぼせる湯宿」を通じて、1人でも多くの人々に湯宿温泉を知ってもらい、訪れてもらい、そしてこの町と関わりをもってほしい。ゆじゅくリノベは、そんな想いを胸に、今後もこのプロジェクトから湯宿の未来を描いていけるよう力を注いでいくとしている。
この機会に、湯宿温泉に注目してみては。
のぼせる湯宿 WEBサイト:https://noboseru-yujuku.com
(yukari)