創業明治35年の葬儀社・かじや本店は、GRAVETOKYOのデザイン棺に入棺できる「入棺カフェ」を、9月22日(日)に千葉県富津市にてオープンする。
2人での入棺体験もできる「入棺カフェ」
「入棺カフェ」は、建てられてから2024年でちょうど100年を迎える、趣のある本店の中に、GRAVETOKYOがデザインした特別な棺が複数設置される予定だ。
同社は、軽い気持ちで入棺体験をすることで、自身や周囲の人生の最期について意識するきっかけとなり、新たな自分に生まれ変わる体験となることを目指している。来店客は、棺に入る体験を通じて、人生や死生観について考える機会を得られるだろう。
棺は、通常の1人用棺に加え、2人で入れる「夫婦棺」も用意。カップルや友人同士、また「死がふたりを分かつまで」を体現するウェディングフォトとして、大切な人と一緒に入棺体験ができる新しい試みだ。
「入棺カフェ」は、来店客に快適な体験をしてもらうため、完全予約制の貸し切りスタイルの運用となり、電話で予約を受け付けている。
挑戦を続ける老舗葬儀社・かじや本店
かじや本店は、創業明治35年の葬儀社。5代目である代表取締役の平野清隆氏は、今から7年前に和モダンの葬儀会館「和葬空間かじや」をオープンした。会館から線香一本までこだわったしつらえの葬儀会館として、業界内外から注目を集めている。
「入棺カフェ」をオープンするにあたり、同氏は「この『入棺カフェ』を通じて、人々が人生や死について前向きに考えるきっかけを提供したいと考えています。また、富津市の新たな観光スポットとして地域活性化にも貢献できればと思います。」とコメントを寄せた。
ファッション観点から終活と弔いを提案するGRAVETOKYO
GRAVETOKYOは、2015年に骨壺ブランドとしてスタート。2022年からは棺桶をメインに、ラフォーレ原宿や横浜ビブレなどのファッションビルで「棺桶のポップアップショップ」を展開しており、ファッション観点からの終活と弔いを提案している。
GRAVETOKYOデザイナーの布施美佳子氏は、「『人生の最期にこそ、夢と希望と喜びを』をコンセプトに葬儀具を製作しております。いろいろな世代の方に、ひとりでも多く様々な選択肢があることを知っていただきたいと思います。入棺体験で人生が変わった人も多く見てきました。まずは気軽な気持ちで体験してみてください。」とコメントした。
今後も両社は、人生の節目や「別れ」そして弔いのかたちについて考える機会を提供し、こだわりのある生き方、しまい方を提案していくという。
「入棺カフェ」での入棺体験を通じて、人生や死生観について考える機会を得てみては。
■入棺カフェ
オープン日:9月22日(日)11:00~
住所:千葉県富津市富津1525
かじや本店 URL:https://kajiyahonten.com
GRAVETOKYO URL:https://mikera-grave.tokyo
※画像はイメージ
(Higuchi)