イオングループのオリジン東秀が展開している弁当・惣菜専門店「キッチンオリジン」「オリジン弁当」では、「オリジン モバイルオーダー」の利用可能店舗数が9月2日(月)より、首都圏・近畿圏384店舗へ拡大する。
「オリジン モバイルオーダー」は、モバイルオーダープラットフォーム事業を展開するDIRIGIOの「Picks -MOシステム-」を利用し、提供する。
「長時間待たせてしまう」を改善
オリジン東秀が提供開始する「オリジン モバイルオーダー」は、弁当・惣菜専門店「キッチンオリジン」「オリジン弁当」の店舗のオーダー弁当を事前注文・店頭注文することができるサービス。
オリジン東秀では、従来より、店頭でのオーダー弁当の注文を受けた際、調理・提供までに時間がかかり、特にピーク時間帯には利用客を長時間待たせしてしまうケースが多くあった。さらに、カウンターでのメニュー選択時に「店員を待たせてはいけないと感じる」、と利用客からの意見も寄せられているという。
このような状況を改善し、利用客にとってより良いサービスを提供することを目的とし、モバイルオーダーシステムを導入することとなった。導入にあたり、オリジン東秀の既存レジシステムとの連携、システムの将来拡張性を鑑み、DIRIGIOの「Picks -MOシステム-」を選定。
「オリジン モバイルオーダー」は、今年7月より一部店舗で導入を開始し、試験運用を行っていたが、商品を決める際にモバイル画面から選択できる利便性や、限られた店舗のスペースで待つことが不要となったことを背景に、利用実績が拡大し続けており、首都圏・近畿圏のオーダー弁当を取り扱う全路面店の導入を拡大することとなった。
アプリのダウンロードは不要
「オリジン モバイルオーダー」は、「キッチンオリジン」「オリジン弁当」サイトからモバイルオーダーサイトにアクセスして利用することができる。
「オリジン モバイルオーダー」の利用者はアプリのダウンロードなどが不要で、スマートフォンやPCからモバイルオーダーサイトにアクセスするだけで簡単に、商品を受け取る店舗の検索からテイクアウト商品の選択、注文、決済までワンストップで行うことが可能だ。詳細は、サービスページを確認しよう。
個客体験の向上を促進
DIRIGIOは「つながりを紡ぎ、日々に彩りと賑わいをつくる」というコーポレートビジョンのもとに、モバイルオーダーの構築から流通促進までを一気通貫で提供するモバイルオーダープラットフォーム事業を展開している。
今回、オリジン東秀に導入した「Picks -MOシステム-」はヘッドレス型(※1)での提供が可能なため、業態に応じてカスタマイズや既存機能との連携もでき、オリジナルなモバイルオーダー・顧客体験を実現することが可能だ。
国内における生活者のモバイルオーダーの利用率は41.4%と半数に迫り、急速に広がっている(※2)。米国スターバックスでは、全体の注文におけるモバイルオーダー比率が30%を超えるなど、モバイルオーダーは飲食店のデジタル化を推進する上で重要なサービスになっている。
同社は、オリジン東秀の個客体験の向上を促進すべく、デジタルパートナーとしてシステムの構築に留まらず、今後の利用客への普及・改善支援を行っていく。また、モバイルオーダープラットフォーム事業の普及を目指し、各サービスの機能を強化し、充実を図っていく。
この機会に、DIRIGIOの「Picks -MOシステム-」を利用した「オリジン モバイルオーダー」を、チェックしてみては。
オリジン東秀:https://www.toshu.co.jp
オリジン モバイルオーダー:https://mobileorder.toshu.co.jp/48/takeout?utm_source=pr&utm_medium=article&utm_id=0730
DIRIGIO:https://dirigio.jp
※1 プラットフォームのフロントエンド(ユーザーインターフェース)とバックエンド(データベース、サーバーサイドロジックなど)を分離するアプローチ。この分離により、フロントエンドとバックエンドが独立して動作することが可能となり、より柔軟でカスタマイズされたユーザー体験を提供できるようになる。
※2 出典:ぐるなび 「モバイルオーダーの利用実態調査」(2022-06-30公開)
(江崎貴子)