東急バスは、横浜市の日吉・綱島エリアにおいて、9月16日(月)～2025年8月31日(日)の期間、AIオンデマンドバスの実証運行を実施する。

AIオンデマンドバスの概要＆利用方法

AIオンデマンドバスは、既定の経路や時刻表を持たず、予約状況に応じてAIが最適なルートや時刻を算出して運行するバス。今回の実証では、ワゴンタイプ車両1両が、期間中毎日9:30～16:30で運行する。

利用者は、アプリ「mobi(モビ) Community Mobility」または電話で予約可能だ。

アプリの場合、あらかじめアプリのインストールと会員登録が必要。アプリ内で乗降場所・人数を指定し、乗車時刻を確認のうえ予約する。

電話の場合は、mobiカスタマーサポートへ電話し、オペレーターと乗降場所や配車時刻について確認する。

予約後、乗車予定時刻までに乗車場所へ行き、バスが来たら乗務員に名前を伝えて乗車し、降車場所に着いたら運賃を支払い降車する流れだ。

運賃は、大人500円・小児250円で、幼児は同伴者1名につき2名まで無料。決済方法は、クレジットカード(事前登録のみ)、交通系ICカード、PayPayが利用できる。

運行エリアは、日吉駅、綱島駅、日吉本町駅周辺エリアとなっている。

利用時の注意事項

なお、道路事情その他の事情により、案内時刻通りに乗車できない場合がある。また、乗車、降車位置を選択して予約を行うが、車両の向きは指定できない。

このほか、席の譲り合い、シートベルトの着用、ベビーカーの折りたたみなどが注意事項として挙げられている。

AIオンデマンドバス実証運行実施の背景・目的

AIオンデマンドバスの実証運行を実施する日吉・綱島エリアは、人口が増加傾向にある横浜市港北区に位置し、東急新横浜線開業により向上した交通結節点としての機能や、次世代都市型スマートシティ「Tsunashima SST(サスティナブル・スマートタウン)」の存在など、多様性あふれる特色豊かなまちだ。

エリア内には東急線や市営地下鉄線、東急バスの路線網があるが、大型車の運行が困難な幅員が狭い道路や勾配が大きいエリアも存在している。

そこで、Tsunashima SSTほか地域の企業などと連携しながら、既存バスを補完するような新しい移動手段を提供することにより、まちの魅力と移動総量の底上げによる地域経済活性化、および人々が快適で暮らしやすい交通サービスの構築を目指し、期間限定で実証運行を行うこととなった。

この機会に、AIオンデマンドバスを利用してみては。

AIオンデマンドバス実証運行詳細：https://www.tokyubus.co.jp/news/003358.html

(Higuchi)