日本香堂は、“本物の自然な花の香り”にこだわったお線香ブランド「かたりべ」をリニューアルし、9月6日(金)より、全国で順次販売を開始した。
箱を開けた瞬間から香りが楽しめる
発売25周年を迎えた「かたりべ」。
今回のリニューアルでは、「お香のように心に溶けこむ」をコンセプトに、自然の恵みから抽出した精油を配合し、お香としても使えるようさらに香り高く創りあげた。
生まれ変わった「かたりべ」の4つのこだわりを紹介しよう。
1つ目は、箱を開けた瞬間から、花の香りに包まれるようになっている点。花の香りの特長をもとに、厳選した天然精油や香原料をバランスよく掛け合わせ、花の豊かな香りを調香師のイマジネーションによって創りあげている。
2つ目は、花の香りの余韻に浸るように、“残り香”がしっかりとしている点だ。フレグランス用途のお香としても使えるよう、けむりは少ないまま、香りの強度をお香レベルに引き上げることで、残り香までしっかりと香るようになっている。
香りが織りなす余韻の華やかさは、上質な奥行感につながるという。
環境にも配慮した商品作り
3つ目は、エシカルな商品づくりだ。花のロスを減らし、花のある生活を文化にするという目標を掲げ、持続可能な花き市場を維持していくために様々な活動をおこなっている「RIN」と出会った日本香堂。「RIN」の活動のサポートプロジェクトとして装飾などで用いられた後の花々や、市場に出荷されない規格外の生花を原料の一部に活用し、花に“新たな命”を吹き込んだ。
4つ目は、みずみずしい花の香りを感じるパッケージデザイン。思わず鼻を近づけたくなるような、“生命力”や“美しさ”を感じる花の写真に、花の香りを思わせるようなベースカラーを重ねた、奥行を感じるデザインとなっている。環境に配慮された森林認証紙を採用。植物由来の資源を活用した、環境負荷の少ないバイオマスインキを一部に使用している。
「花橘」「ホワイトローズ」の香りが新登場
香りのラインアップは、好評の「ラベンダー」「白梅」と、新たに加わる「花橘」「ホワイトローズ」だ。それぞれの香りをチェックしていこう。
まずは、「ラベンダー」-薫衣草(くんいそう)-。夏空のもと、大地を青紫色に染めるラベンダー。開花直前の蕾に満ちた花の香りは心地よく漂い、穏やかな時間を感じさせてくれる。富良野の広大な土地で、太陽を燦々と浴びて育ったラベンダーから採取した精油を配合し、みずみずしく爽やかな、ラベンダーそのものの香りに創り上げた。北海道富良野産のラベンダー精油を配合している。
続いて、「白梅」-百花の魁(ひゃっかのさきがけ)-。「白梅」は、いち早く春の兆しを感じて薄桃色の蕾が少しずつほどけはじめ、やがて真っ白な花がほころび、香り漂い、心を和らげてくれる。やがて満開になる白梅の姿を想い、花弁いっぱいに満ちた、清々しくも上品な甘い香りをもつ白梅そのものの香りに創り上げた。天然フラワー「ローズ」「ネロリ」精油を配合している。
新登場の、「花橘」-風薫る花橘(かぜかおるはなたちばな)-にも注目だ。初夏のさわやかな風が運ぶ「花橘」の薫りは、今も昔も変わらず懐かしい記憶を呼び覚ます。純白色の五弁の花に帯びた甘く清々しい花橘の薫りに、緑色の鮮やかな葉と柑橘を感じさせる、爽やかで明るい花橘そのものの香りに創り上げた。南米産「プチグレン」精油を配合している。
「ホワイトローズ」-聖花の薔薇(せいかのばら)-は、清楚な輝きを放つ幾重にも重なる純白の花びらと、優しい華やぎのある芳香で、神秘的な世界へと誘う。世界有数のバラの産地・ブルガリアの希少なホワイトローズ精油を配合し、高貴で深みのある甘さと、軽やかで優しい華やぎを感じさせる、芳醇なホワイトローズそのものの香りに創り上げた。ブルガリア産「ロサアルバ(白いバラの祖)」精油を配合している。
各「かたりべ」の大きさは3タイプ。「バラ詰」の希望小売価格は、900円(税抜)。内容量は約100g、お線香の長さは約140mm、立てた場合の燃焼時間は約25分。「大型バラ詰」の希望小売価格は、1,500円(税抜)。内容量は約200g、お線香の長さは約140mm、立てた場合の燃焼時間は約25分。「ミニ」の希望小売価格は、500円(税抜)。内容量は約50g、お線香の長さは約90mm、立てた場合の燃焼時間は約15分だ。
けむりの量は、かなり少なくなっている。
この機会に、リニューアルした「かたりべ」をチェックしてみては。
「かたりべ」ブランドサイト:https://www.nipponkodo.co.jp/shop/products/list?category_id=2206
(ソルトピーチ)