子ども・学生VR自由研究大会組織委員会は、VR(バーチャルリアリティ)・AI(人工知能)を活用して子どもたちの自由な発想と創造性を育む「子ども・学生VR自由研究大会(以下、VR自由研究大会)第1回大阪市大会」を、大阪市立阿倍野防災センター「あべのタスカル」で10月13日(日)に開催する。
参加対象は、小学生~大学生、親子、学校関係者、教育関係者で、参加費は無料。会場参加は事前登録制で定員30名、オンラインは定員100名だ。参加申し込みは、ウェブサイトなどで受け付けている。
「VR自由研究大会」について
近年、日本の国際競争力の低下が懸念されるなか、子どもたちの科学技術への関心を高め、将来のイノベーションを担う人材を育成することが喫緊の課題となっている。
子ども・学生VR自由研究大会組織委員会は、VR技術と生成AIの活用を通じて、子どもたちの好奇心と探究心を刺激し、この課題解決に貢献したいと考え、「VR自由研究大会」を企画。2023年4月より大阪、京都、熊本で開催してきた。
「VR自由研究大会」では、子どもたちが主体的に課題を見つけ、VR技術と生成AIを活用して解決策を探求する力を養い、創造性、問題解決能力、プレゼンテーション能力を育む機会を提供している。また、研究成果を社会に発信する場を提供するとともに、優秀な研究に対しては国の競争的研究費への申請支援も行っている。
防災をテーマに未来の防災技術を創造
「VR自由研究大会第1回大阪市大会」では、子どもたちがVRやAIを活用し、防災をテーマに自由な発想で研究に取り組む。リアルとバーチャル空間を融合させ、未来の防災技術について考える。過去の大会で優秀賞を獲得した小学生も参加し、今回は防災というテーマに挑戦する。
今大会では、「VR自由研究大会」の概要説明や大会報告、VR・AIの基礎知識や注意点、教育・学習への活用方法などが紹介される。また、優秀賞受賞者による研究発表やVR・AR体験会も予定されている。
子ども・学生VR自由研究大会組織委員会会長の横松繁氏は、「VRやAIの最新技術は私たちの生活を変え、未来を形作る力を持っています。特に防災は、安全で安心な生活に欠かせません。子どもたちの発想と創造力は、素晴らしいアイデアを提供します。この大会が子どもたちに希望と可能性を与え、現実の防災に貢献することを期待しています。(一部抜粋)」とコメントしている。
「VR自由研究大会」のこれまでとこれから
子ども・学生VR自由研究大会組織委員会は、VR研究の第一人者である東京大学の廣瀬通孝先生や、前日本バーチャルリアリティ学会会長で大阪大学の竹村治雄先生を理事に迎え、教育機関、自治体、企業との連携を強化しながら、子どもたちの科学的探究心を育む活動を推進している。
その活動のひとつが「VR自由研究大会」。これまで大阪、京都、熊本で開催し、子どもたちに、地域の文化遺産、環境問題、科学技術など多岐にわたるテーマでの研究・その成果を発表する機会を提供してきた。
同委員会は今後「VR自由研究大会」の活動の場を東京にも広げるべく、東京都大会の開催、さらには都内全62区市町村での各地区大会の開催を検討しているという。
子どもたちの自由な発想と創造性で未来の防災技術を研究する「VR自由研究大会第1回大阪市大会」に注目だ。
■子ども・学生VR自由研究大会第1回大阪市大会
日時:10月13日(日)14:00~16:00 ※13:30受付開始
場所:大阪市立阿倍野防災センター「あべのタスカル」
住所:大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋3丁目13−23
参加費:無料
定員:会場30名(事前登録制)、オンライン100名
子ども・学生VR自由研究HP:https://freestudy.jp
(Higuchi)