岐阜県の関ケ原町は、ORGANと共同で移住促進に向けた画期的なモニターツアーを2本立てで実施する。
通常であれば2万円以上の価値あるツアーを、モニター特別価格として2,000円~4,000円で提供。移住検討者に向けて、関ケ原町での暮らしを体感してもらう内容だ。
東西交通の要衝として知られる関ケ原町。大阪・名古屋へのアクセスの良さを活かしながら、コロナ禍以降の地方移住ニーズの高まりを好機と捉え、本格的な移住促進事業に着手していく。
現地の学校・保育園を見学できるファミリー向けツアー
ファミリー向け日帰りツアー『戦国武将になって街を探検!親子で楽しむ関ケ原』の実施日は、11月30日(土)。
同ツアーでは、ココカフェにて地元の杉「今須杉」を使った家紋バッジ作り体験を実施したり、今年収穫された「今須米」の炊き立て新米ランチを楽しんだりできる。
また、笹尾山交流館での足軽の甲冑を着用しての写真撮影体験、地元カフェでの戦国武将家紋ラテアート体験、現地の学校・保育園の見学で教育環境をチェックなども実施。地元クリエイターとの交流では、暮らしの実態を聞ける。
価格は通常20,000円相当のところ、大人2,000円、子ども1,000円に。対象は30代子育て世帯で、特に幼稚園~小学校低学年の子どもがいる家族だ。
幅広い体験ができるクリエイティブ志向向けツアーも
クリエイティブ志向向け1泊2日ツアー『インスピレーション溢れる町で見つける、新しい暮らし』は、11月23日(土)と24日(日)に実施。
1日目は、関ケ原鍾乳洞を見学して化石や自然の造形美を体感し、「せきがはら人間村」で地元食材のこだわりランチを楽しめる。
「生活美術館」で100点以上のアート作品鑑賞、東京藝大出身の石彫家・土井氏による石のワークショップ(巨石割り体験、オリジナルペーパーウェイト制作)、地元の名店「幸山」で手打ちそばの夕食、キャンプ場での地元住民との交流会などを実施。
2日目は、地元喫茶店での名物モーニング体験、笹尾山での歴史探訪、古民家カフェでのリラックスタイムなど。価格は通常25,000円相当のところ4,000円に。宿泊先は、「グリーンウッド関ケ原」または「ゲストハウス 今須に居ます」。
ツアーの3つの注目ポイントと魅力
今回紹介したツアーの注目ポイントは3つ。1つは、破格のモニター価格設定。全ての体験料、食事代、宿泊費込みで2,000円~4,000円という破格の価格を実現することで、本気の移住促進を示している。
2つ目は、地域を動かす若手キーパーソンが総出演すること。東京藝術大学出身の彫刻家・土井木蓮氏(愛知県立芸術大学非常勤講師)や、Uターン起業家でゲストハウス経営の吉村和剛氏など、地域の未来を担う若手クリエイターが案内人として参加。関ケ原町の新しい魅力を体感できる。
そして3つ目は、独自の地域資源を活かした体験設計。歴史観光地としてだけでなく、「石の町」としての側面や、豊かな自然環境、アクセスの良さなど、暮らしの場としての関ケ原町の価値を体験を通じて実感できる内容だ。
ORGANは、モニターツアーを通じて得られる参加者の声や評価を、今後の移住促進施策に活かしていく予定とのこと。地域の担い手となる若い世代の移住を促進し、持続可能な地域づくりを目指すという。
関ケ原町への移住に興味がある人は、モニターツアーをチェックしてみては。
『戦国武将になって街を探検!親子で楽しむ関ケ原』詳細:https://gifu-nagaragawa.jp/programs/6704c3f0421aa900019abc3b
『インスピレーション溢れる町で見つける、新しい暮らし』詳細:https://gifu-nagaragawa.jp/programs/66fcf1c5421aa900015fa358
(佐藤 ひより)