アート知育玩具やアートイベントを開発・運営する「ヨンブンノサン」が、静嘉堂文庫美術館と共同で親子向けクリスマスイベントを12月14日(土)に、静嘉堂文庫美術館にて開催する。
11月19日(火)より、参加申し込みを受付中だ。
オリジナルのスノードームを制作
イベントのプログラムをチェックしていこう。
イベントでは、国宝「曜変天目」実物を親子で鑑賞できるほか、「曜変天目」の歴史クイズを実施。
また茶碗の見方のポイントを簡単に解説することで、美術館でもおうちでも茶碗を楽しめるようになる。
さらに自分だけの「展示ケース型オリジナル曜変天目スノードーム」を制作し持ち帰ることができる。曜変天目茶碗の実際の展示ケースをイメージした容器に自由にラメを入れ、自分だけのスノードームを作っていく。
国宝「曜変天目」とは、作り方も作者も解明されていない謎多き茶碗。星空のように美しく青く輝く模様が特徴だ。
12~13世紀の中国で作られ、破損の無い完璧な状態では世界に3碗しか現存しておらず、すべてが日本に存在。いずれも国宝。静嘉堂文庫美術館はそのうち1点を所有している。
先着順にて申し込み受付中
イベントの開催日時は、12月14日(土)10:00〜(9:45集合、所要時間約70分)と、13:00〜(12:45集合、所要時間約70分)。
開催場所は、静嘉堂文庫美術館にて。参加費は、1組4,800円(税込)。参加費には、親子入場券・親子制作キットが含まれる。
対象は、小学校4年生以上の子どもと保護者。定員は、各回15組30名。11月19日(火)より先着順にて申し込みを受付中だ。
なお、イベントは親子ペア(親子計2名)で参加する企画となる。大人のみ・子どものみでの参加はできない。
アートワークショップを多数開催
イベントの講師を務めるのは、ヨンブンノサン代表の丸山 琴さん。丸山さんは美術鑑賞を通し感性を受容しあう楽しさを多くの子どもたちに広めるため、2017年に知育玩具メーカー「ヨンブンノサン」を創業。ゴッホの絵を中心とした名画ぬりえ「ヨンブンノサン」の開発・販売をはじめ、アートワークショップを小学校、保育園、企業などで多数開催。
現在、ヨンブンノサンは、銀座蔦屋書店・六本木蔦屋書店・東京都美術館などへの国内展開に加え、中国・台湾・マレーシアなど海外にも展開している。
気軽に足を運べる美術館
イベントの開催場所となる東京・丸の内の静嘉堂文庫美術館は、岩﨑彌之助(1851~1908 彌太郎の弟、三菱第二代社長)と岩﨑小彌太(1879~1945 三菱第四代社長)の父子二代によって創設・拡充され、現在、国宝7件、重要文化財84件を含む、およそ20万冊の古典籍(漢籍12万冊・和書8万冊)と6,500件の東洋古美術品を収蔵している。
「静嘉堂」の名称は中国の古典から採られており、「祖先の霊前への供物が美しく整う」という意味。
三菱創業150周年記念事業の一環として世田谷区から丸の内へ移転し、2022年に愛称「静嘉堂@丸の内」として明治生命館内にグランドオープン。JR東京駅から徒歩5分という抜群のロケーションの、気軽に足を運べる美術館となった。
この機会にクリスマスアートイベントに参加してみては。
■静嘉堂文庫美術館
住所:東京都千代田区丸の内2丁目1−1 1F
美術館HP:https://www.seikado.or.jp
ワークショップ申込み:https://www.e-tix.jp/seikado
ヨンブンノサン:https://www.yonbunnosan.com
(江崎貴子)