名古屋市中村区を拠点とするトガルは、名古屋造形大学との産学連携により、「リニア中央新幹線」駅開発の続く名古屋駅西エリアにて「椿甘酒 地域愛・活性化プロジェクト(仮称)」を本格始動する。
10月にはプロジェクトの第一歩として、名古屋造形大学の学生によるオリエンテーションと現地調査を実施した。
世代に受け継ぐべき地域の歴史や文化を守る
「名古屋駅」は、日本屈指のターミナル駅で東海地方の玄関口。新幹線口がある西エリアには、徒歩圏内に歴史・文化遺産がある。その歴史の一つに、かつてこの地を流れていた笈瀬(おいせ)川の清水で作られた甘酒には、疫病の流行を鎮めたという言い伝えが残されている。現在も椿神明社と牧野神明社などで開催される「甘酒祭」として、この伝統は受け継がれてきた。
しかし、リニア時代を見据えた都市開発の加速により、この地域固有の歴史や文化が急速に失われつつあるという。この状況において、同社は、開発と伝統が共存する新しい街づくりを目指し、次世代に受け継ぐべき地域の歴史や文化を守り、発展させていく必要があると考えている。
地域の歴史と伝統を直接体験
10月15日(火)、名古屋造形大学の学生とトガルでオリエンテーションを実施。その後、地域の関係者とともに現地調査が行われた。
かつて笈瀬川が流れた道路を歩き、椿神明社にて氏子総代や地域の人か「甘酒祭」の由来について説明を受け、参拝者に振る舞われる甘酒を試飲。
地域の歴史と伝統を直接体験する機会となったそう。
子どもたちへの歴史教育活動などを予定
同社は、今後の「椿甘酒プロジェクト」の取り組み予定として、「1. 地域の歴史研究と記録」「2. 産学連携による新商品開発」「3. 地域コミュニティの活性化」を挙げている。
「1. 地域の歴史研究と記録」では、「甘酒祭」の歴史調査と記録、笈瀬川と地域の発展についての調査、名古屋駅西エリアの歴史調査の記録が行われる予定だ。
また、「2. 産学連携による新商品開発」では、甘酒の開発、オリジナルメニューの開発、土産や地域グッズの開発を実施予定。
「3. 地域コミュニティの活性化」では、地元商店街などとの連携、子どもたちへの歴史教育活動、近隣店舗との連携に取り組む予定だという。さらに、今後の展開として、甘酒の開発・販売も予定されている。
トガルは、このプロジェクトを通じて、名古屋駅西エリアの歴史と伝統を再認識する機会を創出し、地域愛の醸成と活性化に貢献していく考えだ。詳細は、同社の公式ウェブサイトで公開中だ。
名古屋駅西エリアの歴史・甘酒祭の伝統を守る!この機会に、トガルと名古屋造形大学が産学連携により始動した「椿甘酒 地域愛・活性化プロジェクト」を、チェックしてみては。
産学連携で始動「甘酒プロジェクト」伝統再起と地域活性化を目指して:https://togaru.co.jp/topics/4008/?utm_source=pr&utm_medium=prtimes&utm_campaign=release202410
(江崎貴子)