広島バウムクーヘン振興協議会は、「第1回バウムクーヘンアレンジレシピコンテスト」を、11月30日(土)・12月1日(日)に開催。
同コンテストは、日本におけるバウムクーヘン発祥の地・広島から新たなバウムクーヘンを創造し、広島の新名物として全国に発信していく取組の一環として実施。広島ならではの魅力あるバウムクーヘンアレンジレシピを募集・販売する。
広島市とカメルーン共和国との交流を推進
同事業は、大阪・関西万博を契機とした万博参加国・地域と全国各地域との交流を内閣官房が支援する「令和6年度万博国際交流プログラム内閣官房事業」の一環。アフリカ諸国の中で、平和首長会議加盟都市が多いカメルーン共和国に着目し、広島市とカメルーン共和国との平和文化を通じた交流を推進するために、同協議会の主催により実施されるものだ。
日本におけるバウムクーヘンは、第一次世界大戦中に捕虜となり似島の施設に収容されていたドイツ人菓子職人カール・ユーハイムが、当時の材料難の中でバウムクーヘンを焼き上げ、1919年に現在の原爆ドームである広島県物産陳列館で販売したことが始まりとされている。
日本におけるバウムクーヘン発祥の地・広島を広く周知し、広島ならではのバウムクーヘン振興を図るために発足した同協議会の取組を、地域振興の観点より広島市からも支援を受けている。
9団体がバームクーヘンを販売
「第1回バウムクーヘンアレンジレシピコンテスト」の開催日は、11月30日(土)・12月1日(日)11:00~17:00。場所は、紙屋町シャレオ西通り「紙屋町スウィング」にて。
同コンテストでは、コンテストに応募した広島県内の事業者や学校など9団体(※)が考案したレシピに基づくバウムクーヘンの発表・販売が行われる。
表彰式は、12月1日(日)15:30~。プレゼンターとして、松井一實広島市長が登場するほか、カメルーンゆかりのゲストによるトークショーなども開催。また、同コンテストにおいて「カメルーン特別賞」を創設している。
詳細は同協議会の公式サイトを確認しよう。
「広島みなとフェスタ」にて販売
広島バウムクーヘン振興協議会は、似島が日本のバウムクーヘン発祥の地であることを広く周知することなどにより、広島におけるバウムクーヘンの振興を図っている。バウムクーヘンがもみじ饅頭に次ぐ第二の広島土産として、広く認知されることを通じて、似島の活性化並びに広島の経済及び観光の振興に資することを目的として、今年3月に設立された非営利団体だ。
同団体は、かねてより活動していた似島バウムクーヘン100周年記念推進協議会が、その活動の拡大と今後の目標達成を見据え、団体名を新たに広島バウムクーヘン振興協議会と改称したもの。これにより、組織としての理念や使命がさらに明確かつ継続的なものとなり、同団体はより一層の成長を目指していく。
今年3月には、似島小学校・中学校の児童・生徒が授業で考案したバウムクーヘンのオリジナルメニューを基に、広島バウムクーヘン振興協議会会員の事業者が商品を試作し、「広島みなとフェスタ」にて販売した。
各100個を製造し、メニューを考案した児童・生徒も販売の手伝いに駆け付けたという。
商品は即日完売し、販売の様子は複数局のテレビや新聞でも取り上げられたそう。
バウムクーヘンを広島の新名物に!この機会に「第1回バウムクーヘンアレンジレシピコンテスト」をチェックしてみては。
広島バウムクーヘン振興協議会:https://hiroshima-baum.jp
※出展者(50音順):ANAクラウンプラザホテル広島、シェラトングランドホテル広島、西洋菓子処バイエルン、パティスリーコグマヤ、比治山キッチン、ヒルトン広島、広島女学院大学、広島大学、広島文化学園短大
(江崎貴子)