音と食でつながる地域コミュニティNPO団体「こどもゆめひろば」が、1月19日(日)に奈良県生駒市にある公共施設「北コミュニティセンターISTAはばたき」にて、能登半島地震の支援イベントを開催。

ホールでは音楽やダンスのステージが行われるほか、屋内広場には多様なショップが出店するマルシェが開かれる。飲食や物販に加え、ゲーム感覚で募金ができる新感覚のコーナーもあり、老若男女問わず1日中楽しめるチャリティーイベントとなっている。

コンサートとマルシェという2つの見所

昨年1月、穏やかな元日の空気を切り裂くように、石川県能登地方においてマグニチュード7.6の地震が発生した。能登半島全体に被害を及ぼしたにもかかわらず、震災から1年の月日が経つと、当時の衝撃は人々の記憶から薄れていく。

しかし、被災地の苦しみや復興への長い道のりは、いまだに終わりを迎えていない。地理的要因も相まって復旧が進んでいない地域は数多くあり、日常に復帰できていない被災者も大勢いる。

地元・奈良を拠点に活動する吹奏楽団「モンヴェールクレール」

そんな背景から「こどもゆめひろば」は、石川県輪島市出身のメンバーから被災地の現状を聞き、地域コミュニティの活動と復興支援を組み合わせたチャリティーイベントの開催を決定した。

イベントの会場となるのは、奈良県生駒市にある公共施設「北コミュニティセンターISTAはばたき」。コンサートとマルシェという2つの見所があるため、開始から終了まで1日を通して楽しむことができる。

イベントの開催日時は、2025年1月19日(日)。

コンサートの開催時間は、10:00〜16:00。マルシェの開催時間は、10:00〜16:30。入場は、無料。なお、マルシェでの商品購入には支払いが発生する。

小さな子どもの舞台鑑賞デビューにも最適

マルシェでは蝋と水風船で作る灯篭「ワックスボール」の製作体験もできる

キッズチアチームやストリートダンスグループも、練習の成果を披露する

コンサートの出演者は、地域で活動しているダンスチームや吹奏楽団など、バラエティ豊かな面々。1演目あたりの公演時間は10〜30分程度と、小さな子どもの舞台鑑賞デビューにも最適だ。

奈良県産米粉や良質な北海道産生乳など、厳選した素材を使用した米粉のシフォンケーキなどが販売される予定

プロフリーランスや有名楽団員も数多く所属する「サウンドバーサーカー」がゲスト楽団として出演する

またマルシェでは、ドリンクやスイーツ、雑貨を始めとして、それぞれのショップがこだわりのある商品を販売する。そのほかにもゲームコーナーやゲーム感覚で寄付ができる募金コーナーなど、幅広い世代の方々に楽しんでもらえるような仕掛けが盛りだくさん！

コンサート、マルシェともに、すべての催し物が屋内で行われるため、天候の心配をせずに参加できるのが嬉しいポイント。当日のスケジュールや出店情報についての詳細は、「こどもゆめひろば」公式HPのイベントページにて確認しよう。

吹奏楽団を運営しながら地域イベントを企画

「こどもゆめひろば」は、音と食でつながる地域コミュニティをコンセプトに、吹奏楽団を運営しながら地域イベントの企画・運営を実施。現在は学校部活動および地域クラブ活動の制度変更(部活動の地域移行)に伴い、地域で活動する吹奏楽部の創立と指導者の登録・派遣を行っている。

地域の力を被災地へと届けたい！そのつながりが生まれる「こどもゆめひろば」のチャリティーイベントを、この機会にチェックしてみては。

■北コミュニティセンターISTAはばたき
住所：奈良県生駒市上町1543番地
駐車場：170台

「こどもゆめひろば」公式HP：https://yume-hiroba.com

(江崎貴子)