東京美術から、エイミー・E・ハーマン氏による書籍『smART[スマート] 10代からの世界を変えるアートの見かた』2,530円(税込)が、4月2日(水)に発売された。
中高生からビジネスパーソンにもおすすめ
『smART[スマート] 10代からの世界を変えるアートの見かた』は、アートの見かたを学び、観察する力を養うことで、学校や日々の生活、そしてビジネスの現場でも役立つ、名探偵ホームズのような観察力・情報処理力を身につけるための指南書。
ときに難解なアートを理解するために必要となる、隠された意図や見逃しがちなディテールを発見し、観察して、解釈するためのポイントを指南してくれる。「なにをどう見るか?」「見たらどう考えるか?」「考えたらどう伝えるか?」というたった3つのステップを踏んで学べる構成となっている。掲載された絵画、写真を使って、実際にエクササイズしながら読み進めることで、日々のさまざまな場面で役立つ観察力・情報処理力の向上を促す。
同書は、ベストセラーとなった『観察力を磨く 名画読解』(2016、早川書房)の児童向け版翻訳書。中学生から読める平易な日本語でスラスラ理解できるため、子を育てる親、教育者、ビジネスパーソンにもおすすめだ。
美術史家、弁護士の著者
著者のエイミー・E・ハーマン氏は、美術史家、弁護士。絵画、彫刻、写真の詳細な観察を通して、視覚的知能(Visual Intelligence)をみがき、最も適切で有用な情報を認識するとともに、意思決定を妨げる偏見を意識できるように世界中の人を支援している。
開発した「知覚の技法」セミナーは、ニューヨーク市警察、FBI、米国防総省、フォーチュン500企業関などにおいて取り入れられている。また、著書に『ニューヨーク・タイムズ』紙のベストセラーリストにあげられた『観察力を磨く 名画読解』『問題解決のための名画読解』(ともに早川書房)がある。The Art of Perceptionの創業者兼社長でもあり、各界のリーダーにトレーニングを行っている。
エイミー・E・ハーマン氏は、「アートはみなさんの世界の見方を広げ、視点を変えます。なぜなら、ものを生みだすアイデアがアーティストによって異なるからです。みなさんは、それまで考えたこともなかったような方法によって表現された、ものごと、人、考え方を見ることができるのです」とコメントしている。
アートを通して「ものの本質を見極める力」を養う、中高生からビジネスパーソンにもおすすめの書籍『smART[スマート] 10代からの世界を変えるアートの見かた』を、この機会に手に取ってみては。
書籍詳細:https://www.tokyo-bijutsu.co.jp/np/isbn/9784808712921
(江崎貴子)