
熊本県熊本市中央区の「ライフスタイルアクセント」が運営する「ファクトリエ」は、提携する岡山県倉敷市の帆布工場「倉敷帆布」のYouTube動画を公開した。
メイドインジャパンの工場直結ファッションブランド
「ファクトリエ」は、メイドインジャパンの工場直結ファッションブランドだ。2012年に創業し、世界ブランドを手掛けるような日本のアパレル工場と、中間流通を省いて直接提携。こだわりのつまった一流の“語れる逸品”を開発し、高品質なアイテムを適正価格で届けている。さらに、工場には適正な利益を還元する仕組みを取り入れているsぴ。
今回YouTubeで公開した動画は『100年続いた技術を絶やさない。「倉敷帆布」と歩むこれからのものづくり』。「倉敷帆布」の“新たな挑戦”を取材した内容だ。
130年以上の歴史を持つ倉敷市の「帆布」が存続の危機に

「倉敷帆布」がある倉敷市は、国内シェア7割を誇るという「帆布」のまち。今年時点で130年以上の歴史を持ち、倉敷の象徴ともいえる。しかし「倉敷帆布」は、いま存続の危機に直面しているという。
「帆布」は「安価なもの」「身近なもの」というイメージが根強く、100年続いた技術が静かに失われようとしているそう。そんな中でも「倉敷帆布」の現場には、海外にも負けない品質と、文化を守る職人たちの熱意がある。

その思いが形となったのが、「ファクトリエ」主催「クラフトマンシップアワード」。
「ファクトリエ」の顧客の投票によって提携工場を表彰するものだ。

「クラフトマンシップアワード2025」では、「倉敷帆布」が作る「6ポケット2way帆布トート」が「メンズグッズ部門」で大賞を受賞した。
受賞を機に「倉敷帆布」の魅力を発信する取組が始動
受賞を契機に、「倉敷帆布」の未来につなぐ挑戦が始動。「ファクトリエ」は、自社サイトや「ふるさと納税」を通じて、「倉敷帆布」を応援する取組をスタートさせた。
日本が世界に誇る「帆布」の魅力を、互いに協力しながら発信していきたいという。

ファクトリエ代表・山田敏夫氏(左)、倉敷帆布 武鑓 悟志氏(右)
「倉敷帆布」の武鑓悟志氏は、受賞を受けて「非常にありがたいメッセージと賞をいただき、本当に身の引き締まる思いです。いろいろな昨今の事情もあり、これから自社がどの方向に進んでいくのか。そのことを深く考える機会がありました。
そうした状況の中で、このような賞をいただけたことは、自分にとっても本当に大きな意味があります。これからも、良いものづくりができるように頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。」とコメントを寄せた。
「倉敷帆布」のトートバッグを手にして、歴史ある「倉敷帆布」の良さを感じてみては。
■ファクトリエ
住所:熊本県熊本市中央区手取本町4-7
「ファクトリエ」公式HP:https://factelier.com/
「ファクトリエ」公式YouTube『100年続いた技術を絶やさない。倉敷帆布と歩むこれからのものづくり』:https://youtu.be/kka-h6g4d4Q
「6ポケット2way帆布トート」詳細:https://factelier.com/products/18000/?utm_source=pr&utm_medium=release
(淺野 陽介)