
山口県・川棚温泉の愛犬と泊まれる温泉旅館「川棚グランドホテルお多福」に、レセプション兼レストラン「わんファミリー留狗留(るくる)」がオープン。
愛犬と一緒に過ごせる客室「わんファミリー」に加え、愛犬との幸せな食の時間を叶えることができる場が新たに登場した。
愛犬と泊まれる温泉旅館「川棚グランドホテルお多福」

「川棚グランドホテルお多福」は、山口県下関市の奥座敷・川棚温泉に江戸後期に創業された、物語のある食と湯を楽しむ温泉旅館だ。2010年には、川棚ならではの特別な時間を届けたいという思いから、愛犬と一緒に過ごせる客室「わんファミリー」がスタートした。

さらに今年11月11日(火)には、愛犬とともに食事が楽しめるレセプション兼レストラン「わんファミリー留狗留」がオープン。「川棚グランドホテルお多福」はチェックインも食事も、くつろぎの時間も、愛犬も家族の一員として旅を楽しむ新たな“滞在の起点”となる。
川棚温泉を見守る狗留孫山の自然を活かした空間

「わんファミリー留狗留」というネーミングは、川棚温泉の北に位置し、古くから修験道や山岳信仰の霊場として知られる“狗留孫山(くるそんざん)”に由来。狗留孫山が見守るこの地で、古の旅人に想いを重ね「旅の記憶が心にそっと“留まり”、大切な家族である愛犬と、安心して過ごせるこの場所、またこの地とめぐるご縁がつながりますように」という願いが込められている。

館内は、狗留孫山の自然と心を映した空間デザイン。狗留孫山の静寂と力強さを象徴する天然石を使ったテーブル、狗留孫山に自生する杉を想起させる杉皮を使用した屏風などが配されている。

川棚温泉から狗留孫山までの古地図を展示することで、時を超える旅の原点を表現。日本画家・狩野芳崖の作品、愛犬を抱く毛利のお姫様「れい姫」(下関美術館蔵)の複製も展示されている。
チェックインから愛犬と一緒に過ごせるラウンジ

建物があるのは傾斜地のため、レセプションからレストランまでのアプローチは狗留孫山の山道を思わせるスロープになっている。バリアフリー設計のため、カートや車いすでの移動も快適だ。

チェックインは、愛犬と一緒に落ち着いて手続きできる“シートチェックイン”スタイル。


上質なソファが置かれたエントランスラウンジではコーヒーや山口名産の夏みかんジュースなど、ソフトドリンクが自由に楽しめ、それぞれの時間に合わせて愛犬と一緒に穏やかなひとときが過ごせる。
食事も愛犬と一緒を叶える「わんファミリー留狗留」

「わんファミリー留狗留」では、愛犬との幸せな食の時間を叶えることができる。

本場下関の“とらふく”をお多福調理人の技で表現する贅沢なフルコースは、3日間熟成したふく刺し、おもてなし係が卓上で作りあげるふくちりをはじめ、ふく皮の前菜、唐揚げ、ふく吸、〆の雑炊まで“とらふく”の旨みを余すことなく味わえる。

オプションで“ふく”を使ったわんちゃんのおやつも用意。無添加のわんちゃんごはんも用意されるので、家族全員で“ふく”を味わう特別な体験ができる。

土地の恵みが感じられる和朝食は、阿東産こしひかりを一組ずつ土鍋で炊き上げたごはん、地元・彦島味噌を使った熱々の味噌汁など、山口の食材にこだわったメニューが楽しめる。

棚の自然を満喫できるお散歩コースで、愛犬と一緒にリフレッシュすることも。響灘にぽっかり浮かぶ厚島を見渡せる青龍湖こと舟郡ダムは1周1500mの周回道路があり、朝の散歩にぴったりだ。
一戸建て温泉付き客室もリニューアル


4月には、わんファミリー温泉付山荘がリニューアル。小型犬3頭まで、中型犬は2頭まで一緒に過ごせる一戸建て温泉付きの客室だ。温泉のお湯はナトリウム・カルシウム塩化物泉で、しっとりつるつるのお肌に導く美人の湯と呼ばれている。

クッション性の高い素材が採用された床は段差がなく安心・安全。壁やソファには防臭・防汚性に優れた素材が使われているので、汚れを気にせず、愛犬とのびのび過ごすことができる。

他にも、散歩やドッグラン帰りに汚れを洗い流せる足洗いシンク、

到着後すぐに荷物を置ける玄関設置のクローゼット、

室内までカートのままスムーズに入れるスロープを設置。


萩焼窯元・松光山×お多福オリジナルの専用ウォーターボウル、愛犬のご飯を温める電子レンジ、ぺットシート、ウェットティッシュなど専用アメニティの他、宿の敷地内には専用ドッグランも用意されている。
犬好きにはたまらない「川棚グランドホテルお多福」で、愛犬と楽しい旅の思い出を作ってみてはいかが。
■川棚グランドホテルお多福
住所:山口県下関市豊浦町川棚4912-1
公式HP:https://www.kgh-otafuku.co.jp
(夏木里緒)