
「きものmeets youフェスティバル2」が、1月24日(土)、東京都立産業貿易センター浜松町館で開催され、全国から集まったきもの・和小物のハンドメイド作家約80ブースと多くの来場者でにぎわった。
開催後にはSNS投稿を活用した「#きものみーちゅー後夜祭」企画がスタートし、参加できなかった作家・購入者もオンラインでつながれる新しい取り組みとして大きな反響を呼んでいるそう。
作家と交流もできる和の販売イベント

「きものmeets youフェスティバル」は、きもの・和小物・リメイク作品などを中心に、作り手と着る人が直接出会える和の販売イベント。ステージや交流の場も設け、初めてきものに触れる人でも気軽に楽しめる空間をつくっているという。
また、同イベントは来場するだけでなく、スタッフとして参加することも可能で、好きなことをきっかけに新しい人とゆるやかにつながれる場でもある。着物やものづくりへの関心を共有しながら、無理のない距離感で関係が生まれていく点も、同イベントならではの特徴だ。

古布や造花を使用した一点物のヘッドドレスたちも登場。

洋服に取り入れやすいアクセサリーや和小物も人気で、日常に取り入れやすいデザインが支持を集めた。

また、会場にBGMは要らない。なぜなら生演奏があるから。着物姿の演奏者によるステージが、会場に心地よい空気を生み出した。

フォークロアをテーマに、アフリカの布で仕立てたきものや、

麻雀牌柄を大胆に取り入れた、遊び心ある現代的な帯も登場した。
イベント終了後も、SNSで盛り上がり
イベント終了後も、その熱はSNS上で続いており、来場者が購入したアイテムを「#みーちゅー戦利品」として投稿し合う動きが広がっているそう。
アクセサリーや和装小物など、それぞれの“お気に入り”が写真とともに共有され、「きものアイテムがいっぱいで刺激的だった」「ネット未販売のアイテムが見られるのが嬉しい」「次はこの作家さんに会いたい」といった声が出ている。
投稿に作家自身が反応し、制作背景を語ったり、コーディネートの提案を返したりと、会場でのやり取りがオンライン上で再びつながっている点も同イベントの特徴だ。当日来場できなかった人にとっても、会場の雰囲気や作品の魅力に触れられる機会となっている。
「#きものみーちゅー後夜祭」について


「#きものみーちゅー後夜祭」についても紹介しよう。
当日会場でのハンドメイドマーケットに加え、会期後にSNS投稿を「#きものみーちゅー後夜祭」で全国に開放。イベント当日に来場できなかった作家や購入者も、制作風景やお気に入りアイテムの写真・感想を自由に投稿し、オンラインで相互に紹介し合う試みとなっている。
多くの参加者がInstagramやXで感想や作品を共有し、きもの文化コミュニティの熱量がSNS上でも可視化されている。
イベントが大切にしていることや目的について

開場時間前の優先チケット・アーリー入場者の待機列

全国から集まった約80ブースのハンドメイド作家が並ぶ会場内。多彩な表現が一堂に会した(写真代表カット)
「きものmeets youフェスティバル」が大切にしているのは、きものを特別な場のための呉服としてではなく、日常に寄り添う「町民文化」として広げていくこと。
きものはもともと手仕事によって作られてきた文化であり、現代のハンドメイド作品とも親和性が高い存在。同イベントでは、ハンドメイド作家による一点物の和小物やリメイク作品、リユースきものなどを通じて、参加者自身が「自分らしいきものの楽しみ方」を見つけられる場を創出している。
また、きものを日常的に楽しむ愛好家の集まりによって企画・運営されている点も特徴。着る人・作る人の目線から生まれた企画だからこそ、きものを今の暮らしに無理なく取り入れる提案が可能になっている。
さらに、イベント当日だけで完結せず、「#きものみーちゅー後夜祭」によって、作家・来場者・購入者がオンライン上でも継続的に交流できる仕組みを構築。物を“売って終わり”“買って終わり”ではなく、文化としてきものを共有し、広げていく循環型の取り組みとして注目されている。
こうした活動は、きもの文化を次世代へ自然に引き継ぐための新しいアプローチであり、年齢や経験を問わず誰もが参加できる「開かれたきもの文化」の実践例といるだろう。
次回は5月23日(土)・24日(日)、東京都立産業貿易センター台東館で開催される。出店情報やチケットについては、公式HPおよびSNSにて順次発表予定だ。この機会に、「きものmeets youフェスティバル」についてチェックしてみては。
きものmeets youフェスティバル 公式HP:https://www.kimonomeetsyou.com
(ソルトピーチ)