
東京・品川の天王洲TERRADA ART COMPLEXに「日本茶専門店 粋.sui」が2月22日(日)にオープンする。店舗の席数は本館カウンター6席、ANNEXカウンター6席。テラス席もある。メニューは店内飲食とテイクアウト、両方で提供する。
名前ではなく「数字」で日本茶を提供

「日本茶専門店 粋.sui」のメニュー構成は、お茶とお菓子のコース、お茶とカクテルのコース、アラカルト。
提供する煎茶には品種名や産地名ではなく、数字を付けているのが特徴。その理由として、評価や情報といった先入観を外し、一杯の中に広がる香りや味わい、一煎・二煎・三煎と煎を重ねることで生まれる変化そのものに向き合ってほしいと考えているからだという。

お茶の品種名や産地名を伏せていても、使用する茶葉はすべて、日本各地から選び抜いた最高水準の特級煎茶のみで、品質は確かなもの。単一産地・単一農園によるシングルオリジンで、手摘みで収穫されたものや、一年に一度しか摘み取られない希少な茶葉も含まれているという。

「日本茶専門店 粋.sui」によれば、一煎目は輪郭、二煎目は奥行き、三煎目でその茶の本質が立ち上がるという。同じ茶葉でありながら、湯温、時間、間によって表情を変える日本茶の変化を体験できる。
また、数字は優劣や序列を示すものではなく、飲み手の感覚で、自由に選んで感じ取ってもらうためのひとつの記号として、数字を用いているという。
ワインソムリエが手掛ける日本茶専門店

日本茶の数字はフランス語で表記しているが、これは同店代表のMichiru氏がソムリエとしてワインの世界に身を置き、現在もワインのインポート事業を行っている背景に由来するという。
Michiru氏はもともとは美容業界や芸能関連の仕事に従事していたが、縁あって銀座のレストランで働いたことをきっかけにワインの世界に出会う。ワインの奥深さに惹かれ、2015年に日本ソムリエ協会認定ソムリエ資格を取得し、10年以上にわたり、フランスを中心とした世界各地のワインに携わる。
その一方で、日本茶への関心も深く、福岡にある名茶舗「ふりゅう」に通い、煎茶を中心に日本茶の修行を積む。そうした中で、ワインのテイスティングで培った「香りの立ち上がり」「時間による変化」「余韻を捉える感覚」が、日本茶、とりわけ煎茶の世界と深く通じると実感するようになり、「日本茶専門店 粋.sui」を立ち上げることになった。
日本茶を「喉を潤すための飲み物」ではなく、時間・所作・余韻まで含めた体験として味わえる同店に、一度訪れてみては。
■日本茶専門店 粋.sui
オープン日:2月22日(日)
住所:東京都品川区東品川1-33-10 TERRADA ART COMPLEX
営業時間:11:00~18:00
定休日:月曜、火曜(月曜日が祝日の場合は営業、その他不定休あり)
(山崎正和)